beacon

[CL]より困難な道を選択したと明かすモウリーニョ「パリ・SGのオファーを断った」

このエントリーをはてなブックマークに追加

 チェルシーは17日に行われるUEFAチャンピオンズリーグのラウンド16で、パリ・SGと対戦する。対戦相手について問われたチェルシーのジョゼ・モウリーニョ監督は、「私はパリ・SGの計画については良く知っている。彼らがこの計画をスタートさせたとき、会長と(当時パリ・SGのディレクターだった)レオナルドと会った。彼らは私を監督にするつもりだった」と言い、2011年と2013年の2度に渡ってオファーを受けていたことを明かした。

「私は彼らに会うために、カタールまで行った。彼らの計画は、フランスを制したあと、ヨーロッパを制するというものだった。実際、現在のパリ・SGはフランスで、優勝、優勝、優勝という結果を残している。彼らは、自分たちがフランスでチャンピオンになるということを知っている。他のチームは抗えない。いくつかの試合を落としてしまっても優勝できるんだ」と、そのプランが実現しつつあることを認めた。そして、そのプランに加わらなかった理由を説明している。

「しかし、私は行かなかった。渡しは当時、レアル・マドリーで監督を務めていたし、スペイン、イングランド、イタリアで優勝するという大志があったからだ。私にとって、当時は移籍する時ではなかった。それにイングランドのクラブが(リーグと欧州CLの)2冠を達成することは、他の国で成し遂げるよりも難しいんだ」と、強調する。

「直近で2度、欧州CLを制したプレミアリーグのクラブのリーグにおける結果を見れば明白だ。そのクラブ、チェルシーとリバプールは、そのシーズンのリーグ戦は6位と5位だった。チェルシーは、優勝チームに25ポイントの差を付けられていた。11月、12月には、リーグのタイトル争いから脱落していた。イングランドでは、すべてのクラブが、すべての試合で勝利を目指して戦い、優勝、2位、最低でも3位以内に入ることを目指している。これは他の国とは、まったく異なることだ」

「イングランドの、どのクラブにとっても、リーグ優勝は偉業なんだよ。私たちにとってだけではなくてね。プレミアリーグ優勝というのはどのクラブにとっても難しいことなんだ。現在の欧州CLとプレミアリーグ、そのどちらのタイトルも獲得するチームのことを想像してほしい」

 この困難な道こそ、モウリーニョが求めていたものだろう。今シーズン、チェルシーはプレミアリーグで2位のマンチェスター・シティに勝ち点差7を付けて首位を走っており、欧州CLラウンド16の下馬評でも有利と伝えられている。

▼関連リンク
欧州CL14-15特集
プレミアリーグ2014-15特集

TOP