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[CL]ユベントス戦に燃えるクロップ 「残留争い中のチームとは感じさせない」

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 ドルトムントは24日、チャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦ファーストレグで敵地に乗り込み、ユベントスと対戦する。ユルゲン・クロップ監督は、良い状態で大一番を迎えられると感じているようだ。

 シーズン前半戦、ブンデスリーガで苦しみながらも、CLでグループステージを突破したドルトムント。現在はブンデスリーガ3連勝中で、本来の姿を取り戻しつつある。

 クロップ監督は、「フィジカルコンディションが大きく変わった」と感じており、試合前日の会見で次のように話した。

「前半戦は多くの問題を抱えていた。ドイツでは、大きな議論にもなったよ。17位でシーズンを折り返すというのは、理解しがたいことだからね。それでも、トレーニングをする時間や戦術的なことを調整する時間があれば、良くなると信じていた。そして、そうする時間を迎えたんだ。後半戦に入ってからも問題はあったが、それはコンディションとは別のものだった」

 残留争いという立場を離れられることは、ドルトムントにとってプラスになるかもしれない。

「(リーグで)3連勝したし、我々にとっては最高の状況だ。あさってから残留争いがリスタートすることは分かっている。だが、今はCL決勝トーナメント1回戦の試合だ。我々がブンデスリーガで残留争いを強いられているチームとは感じさせないよ」

 前半戦ではCLで結果を残したが、ブンデスリーガでうまくいかなかった。指揮官は、気持ちの問題ではないと考える。

「CLの方がモチベーションが高いというわけではない。我々はそういう性格じゃないよ。ただ、相手が我々により多くのスペースを与えてくれた。明日の試合では、相手がそうしてくれないと思うけれどね」

 ユベントスの印象についても話した。

「経験豊富でクレバーなチームだ。スローなリズムでプレーしながら、ピッチでものすごく高いクオリティーを見せる。我々とはまったく違うスタイルだね。とても興味深い試合になるだろう。好機を生かさなければいけない。そうすることによって、はじめて(勝利の)チャンスが生まれる」

 ドルトムントは1997年にユベントスを下して、CL優勝を果たした。クロップ監督は、当時に比べて両クラブの差は縮まったと考えている。

「あの日はドルトムントの106年の歴史で最も美しい日の一つに入るだろう。当時、圧倒的に有利とされていたユベントスが負けた。あのときに比べて、今はユベントスとの差がそれほど大きくないと思う。だが、だからといって、簡単に勝てるわけではないけれどね」

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