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広州恒大監督の元イタリア代表カンナバーロ氏が懲役10か月

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 元イタリア代表DFで現・広州恒大監督のファビオ・カンナバーロ氏に懲役10か月の判決が言い渡された。英紙『ガーディアン』など複数のメディアが報じている。

 カンナバーロ氏は現役時代、ユベントスやレアル・マドリーなどで活躍し、欧州最優秀選手にも選出された。現役引退後は、元イタリア代表のマルチェロ・リッピ氏の後を次いで、昨年11月に中国リーグに所属する広州恒大の監督に就任していた。

 同紙によると、昨年10月に自身が所有するボート会社の脱税容疑で、ナポリ当局に別荘とヨットを含む約100万ユーロ(約1億4000万円)の財産を差し押さえられていた。

 しかし、カンナバーロ氏と妻のダニエラ・アレノーゾ、実弟でサッスオーロに所属するDFパオロ・カンナバーロが、差し押さえられていた別荘を無断で使用。これによりカンナバーロ氏に懲役10か月、妻のダニエラ・アレノーゾに4か月、パオロ・カンナバーロに6か月の判決がそれぞれ言い渡されたが、3人は直後に上訴したという。

 カンナバーロ氏が率いる広州恒大は現在AFCチャンピオンズリーグ(ACL)に参戦中。3月18日には鹿島アントラーズとの対戦も控えているが、自身の監督業だけでなく、チームへの影響も心配される。

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