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スタメン総入れ替えのなでしこが横山弾などで15年初勝利

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[3.6 アルガルベ杯GL第2節 日本女子3-0ポルトガル女子]

 日本女子代表(なでしこジャパン)は6日、アルガルベ杯グループリーグ第2戦となるポルトガル女子代表戦を行い、3-0で勝利した。第3戦は9日、フランス女子代表と対戦する。

 4日に第1戦のデンマーク戦を戦ったなでしこ。中1日で迎える第2戦は、全11名をすべて入れ替えて臨んだ。昨季、なでしこチャレンジリーグで30得点を挙げて得点王を獲得し、今大会でなでしこJ初招集となった21歳MF横山久美らに注目が集まった。

 第1戦はベストメンバーで臨みながらも、連携面に課題を残したが、セカンドチームとも言うべきこの試合のメンバーも、開催国チーム相手に思うようなプレーが見せられない。ただ、試合が進むにつれ、ようやく形が見え出すと、前半37分、CKのこぼれ球をCBで先発の川村優理が、右足ボレーで押し込み、先制に成功する。
 
 さらに1-0で折り返した後半、なでしこたちに勢いづく得点が生まれる。9分、左サイドから中央に切り込んだ横山がエリア外から思い切ってシュート。右足からの弾丸シュートがゴール左隅を捕える“ゴラッソ”が生まれる。直後にもFW高瀬愛実がミドルシュートを放ったが、これはGKの好セーブに遭い、クロスバーに嫌われた。

 ダメ押し点が生まれたのは後半34分、最終ラインの川村からロングパスが出ると、FW菅澤優衣香が胸トラップで受ける。少し流れるが、GKが下がったことによりスペースが生まれると、シュート態勢まで持ち込める。これをしっかり菅澤は蹴り込み、勝利を決定づける3点目が生まれた。

 初対戦となるポルトガルを完封し、2015年初勝利を挙げたなでしこ。目標の今大会初勝利に望みを繋げた。


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