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全日本大学選抜バルセロナ遠征、DF山越「カンプノウのスケールに圧倒」

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 スペイン・バルセロナ遠征を行っている全日本大学選抜から現地の声をお届け!6日に日本を出発した選手たちは7日からトレーニングを行っただけでなく、バルセロナの本拠地であるカンプノウスタジアムを訪れました。

 今月29日にデンソーカップサッカー 第12回大学サッカー日韓定期戦、そして今年7月には第28回ユニバーシアード本大会を控える全日本大学選抜は6日、スペイン・バルセロナ遠征をスタートしました。

 現地では、バルセロナB(スペイン2部)、エスパニョールB(同3部)、FCテラサ(同4部)と試合を行います。また、12日にはカタルーニャ北部の街オロットで、「Denso Cup Barcelona in Olot」で、U.E.オロット(同3部)と対戦します。

 滞在1日目となる午前中は、サッカーの聖地カンプノウスタジアムへチーム全員で訪れました。約10万人近い収容人数を誇る巨大なスタジアムと100年を超える歴史の中で獲得した数々のタイトルに選手の中からも感嘆の声が漏れていました。

 午後は、団長、チームリーダー、監督、コーチ、トレーナー、選手一同が集まり、バルセロナ遠征の目的について確認しました。この遠征のために、今年1月にバルセロナで視察を行った神川明彦監督(明治大)からスペインサッカーとの戦い方について技術、戦術、メンタル面の観点から細かく説明が行われました。

 この日に行われたトレーニング。最初は、松本直也コーチ(桃山学院大)、三浦哲哉トレーナー(慶應義塾大)の指示のもと、15分間のランニング、ウォーミングアップで体を起こすと、GKとフィールドに別れてのトレーニングがスタートしました。

 基本技術のトレーニングでボール感覚を確認した後に、2対2、4対4でデイフェンス面の個人戦術を確認します。ゴール前の局面でボールに対するアプローチを徹底し、スペイン人を想定した球際の攻防の意識づけを行いました。

 最後は、9対9+1フリーマンで全体的な動きを確認しました。攻撃はボールを入れる意識。そして、守備はボールを入れさせずにプレッシングをかけ続けてボールを積極的に奪うことを意識づけしました。

●DF山越康平(明治大3年=矢板中央高)
「カンプノウに行ってみて、スケールの大きさに圧倒されました。スタジアムの大きさもそうですし、たくさんのトロフィーを見ることを通して、世界レベルのクラブの歴史を感じました。

 バルサBやエスパニョールBと言ったトップクラブの選手たちと対峙し、自分のプレーがどれくらい通用するのか。チャレンジすると同時に日韓戦、ユニバーシアード本大会へ向けてチームとしてもう一つ高いレベルに辿り着けるように頑張ります!」

●DF奧山政幸(早稲田大3年=名古屋U18)
「普段、テレビでしか見ないカンプノウは日常からかけ離れている世界ですが、今日、目の当たりにしたそのピッチで、メッシやネイマールがプレーしていると思うと純粋にわくわくしました。

 『スペインサッカーは、パスサッカー』ということ以上に、神川監督が日頃から話されるサッカーの本質とも言える、球際の激しさや切り替えの速さといった部分をバルサBやエスパニョールBといった同年代のトップレベルの選手を目の当たりにできる貴重な機会を大切にしていきたいと思います。また、その中で勝利にこだわる姿勢も大切に戦います」

(協力 全日本大学選抜、BalonQ Sport & Formation)

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