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采配が裏目に出た崖っぷちのインザーギ 「解任されようとも顔を上げて行く」

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 7日のベローナ戦で、ミランは終了間際の失点で勝利を逃した。采配が裏目に出たフィリッポ・インザーギ監督だが、噂される解任も恐れてはいないと話した。

 ベローナに先制される苦しい立ち上がりながら、後半早々には逆転した。その後もチャンスをつくりながら終盤に入り、77分にはFWにジャンパオロ・パッツィーニに代えてDFサルバトーレ・ボッケッティを投入。逃げ切りを図るかと思われたが、アディショナルタイムに同点弾を喫し、勝ち点2を取りこぼした。

 イタリアでは、この試合を落としたならばインザーギ監督が解任される可能性があると報じられていた。こうした状況にも『スカイスポーツ・イタリア』の試合後のインタビューに、指揮官は「解任されるか? 私に聞かないでくれ」「顔を上げて行くよ」と気丈に答えた。

 試合の内容には、それほど悲観的ではないようだ。あくまで前向きさは失わない。

「ひどいプレーだったと言われるかもしれないが、献身性は失っていなかった」

「選手たちは正しい姿勢で練習に望んでくれている。もっとよいプレーをしなければいけないのは確かだが、前を向いていかなければいけない」

「期待されたようなミランではないかもしれないが、次の試合では期待にそぐうように頑張るよ」と、次の試合の指揮も当然執ると考えている。

 また、終盤のDF投入について問われると、怒りを含んだ声で答えた。

「勝利を収めていたら、正しい決断だったと言われたはずだ。それに、パッツィーニを起用しない時には、どうして出さないんだと尋ねるじゃないか!」

「このような試合では、サルバトーレが守備陣で大きな助けになってくれると思った。決断を下さなければならなかったんだ」

 ミランは現在、勝ち点35で同じ街のライバルであるインテルと並んでいるが、8日にパレルモが勝てば11位に後退する。セリエA次節では、チャンピオンズリーグなどヨーロッパカップ戦出場権を争っている上位のフィオレンティーナとアウェーで対戦する。


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