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「最高に気持ちいい」大前2発の清水が白星発進、鹿島は公式戦3連敗

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[3.8 J1第1ステージ第1節 清水3-1鹿島 アイスタ]

 J1第1ステージ第1節は8日、残り1試合を行い、清水エスパルスがホームで鹿島アントラーズに3-1で快勝し、開幕戦を白星で飾った。2ゴールのFW大前元紀は試合後のインタビューで「最高に気持ちいいです」と満面の笑みで勝利を喜んだ。鹿島は今季開幕からACLを含めて公式戦3連敗となった。

 244試合連続フルタイム出場のJ1記録を更新中だったGK曽ヶ端準がベンチスタートとなり、MF小笠原満男もメンバーから外れた鹿島。GK佐藤昭大がゴールを守り、MF梅鉢貴秀がMF柴崎岳とダブルボランチを組んだ。

 前半19分には移籍後公式戦初先発となったMF金崎夢生がカウンターから右サイドをドリブルで駆け上がり、ゴール前にクロスを入れるが、走り込んだ柴崎、MF土居聖真にはわずかに合わない。その直後には前に出ていたGKの位置を見逃さず、梅鉢がロングシュートを狙ったが、惜しくもクロスバーを直撃した。

 すると徐々にホームの清水もチャンスをつくり出す。前半29分、右サイドからMF村田和哉がマイナスに折り返し、FW大前元紀が右足で狙うが、DFに当たってゴール右へ。それでも同40分、相手PA付近でボールを持った梅鉢に対し、MF本田拓也がスライディングタックルでボールをカット。素早くこぼれ球を拾ったMF八反田康平のスルーパスに抜け出した大前が右足でゴール右隅に流し込み、先制点を奪った。

 1点ビハインドで前半を折り返した鹿島も後半24分、柴崎の浮き球のパスに反応したMF遠藤康が胸トラップから右足でシュート。GKが弾いたボールはゴール方向に転がり、ゴールラインぎりぎりでDFがクリアしたようにも見えたが、佐藤隆治主審はすでにゴールラインを越えていたと判定し、同点ゴールとなった。

 それでも清水は5分後の後半29分、村田の右クロスに走り込んだ本田が右足ボレーで合わせ、すぐさま2-1と勝ち越す。必死の反撃に出る鹿島だが、後半36分、金崎のミドルシュートはクロスバーを直撃。さらにこぼれ球に詰めた金崎のシュートはゴール前でDF犬飼智也の腕に当たったように見えたが、主審の笛は鳴らなかった。すると清水は後半アディショナルタイム、PA内でボールをキープした村田がマイナスに戻し、大前が右足ダイレクトで振り抜く。豪快なミドルシュートをゴールネットに突き刺し、3-1と勝利を決定づけた。


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