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ナザリト2発、稲本ら新戦力活躍の札幌が3年連続開幕戦勝利

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[3.8 J2第1節 栃木1-2札幌 栃木グ]

 コンサドーレ札幌が敵地で栃木SCを2-1で下し、3年連続の白星発進を決めた。

 自慢の強力2トップが、開幕戦で力を見せつけた。札幌は前半12分、DF福森晃斗のロングフィードが最前線まで届くと、エリア内でコントロールしたFW都倉賢が左足シュート。GK竹重安希彦に弾かれたが、岐阜から新加入のFWナザリトが押し込み、先制点を奪った。

 今季よりC大阪から完全移籍で加入した20歳GKク・ソンユンのビッグセーブも光った。前半42分にDFパク・ヒョンジンのFKを横っ飛びセーブで防ぐと、後半10分には混戦の中でMF小野寺達也が押し込んだシュートをライン上でセーブ。同12分にもパクの強烈シュートを弾き出した。

 後半20分には札幌に追加点のチャンスがやってくる。スピードに乗った突破でエリア内に抜け出したナザリトが、MF本間勲に倒され、PKを獲得。このプレーで本間は一発退場となった。しかし、ナザリトのPKは、竹重にセーブされると、ポストを叩き外れる。2点目の絶好機を逃した。

 ナザリトは同31分にも決定機を迎えたが、竹重に阻まれる。さらに同35分には都倉のラストパスで抜け出すが、シュートはわずかに左に外れた。しかし同38分、フィジカルを生かした突破で裏に抜けると、ついに右足でゴールネットを揺らし、勝利を決定づけた。

 いいところなく敗れ去るかと思われた栃木も後半46分、MF廣瀬浩二が意地の得点を奪い、一矢報いる。ただ10人では1点を返すのがやっとだった。

 札幌は今季は元日本代表MF稲本潤一を補強するなど、2012年以来のJ1昇格に向け、体制を整えている。コンビ結成の注目が集まったMF小野伸二が手術の影響で出遅れてしまったが、稲本は先発出場を果たすと、後半45分までプレー。さすがの存在感を見せつけた。


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