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本田が4戦ぶり先発も…ミランは本田交代後に2失点逆転負け

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[3.16 セリエA第27節 フィオレンティーナ2-1ミラン]

 セリエAは16日、第27節を行った。日本代表MF本田圭佑の所属するミランは敵地でフィオレンティーナと対戦し、1-2で敗れた。ミランは2月7日のユベントス戦以来、5戦ぶりの敗戦を喫した。本田は4試合ぶりに先発出場。得点に絡むことなく、後半36分で途中交代した。

 前節のベローナ戦は、後半アディショナルタイムの失点で、勝ち点1に終わったミラン。フィリッポ・インザーギ監督の解任も噂されたが、クラブは続投を決断した。クラブ幹部はインザーギ監督に対し、欧州カップ戦出場の最低条件となる7位以内に入ることを厳命した模様。勝ち点7差の5位につけるフィオレンティーナは、何として叩いておきたい相手だった。

 ここ2戦は途中出場が続いていた本田だが、4戦ぶりの先発出場。4-3-3の右FWで出場した。前半12分にはDFルカ・アントネッリが、MFマルコ・ファン・ヒンケルとのワンツーで中央突破を図ると、最後は抜け出した本田が右足シュート。しかしGKの正面を突いてしまい、ゴールネットが揺れることはなかった。

 前半30分にミランは冷や汗をかくことになる。サイドからのFKを与えると、FWヨシップ・イリチッチのキックをDFホセ・マリア・バサンタにドンピシャで合わされる。しかしクロスバーに救われ、先制点を許すことはなかった。

 すると後半11分、ミランが試合を動かす。左サイドからFWジェレミー・メネズがクロスを入れると、DFに当たったボールを拾ったMFジャコモ・ボナベントゥーラがミドルシュートを狙う。これを前にいたFWマッティア・デストロがコースを変えてゴールに流し込み、待望の先制ゴールを奪った。デストロはミラン加入後2ゴール目。ローマ時代を含めると、今季7点目となった。

 後半29分にもミランはカウンターからチャンスを作る。メネズが逆サイドに大きくパスを出すと本田がゴール前まで持ち上がる。しかし、本田は溜めて狙い澄ましたクロスを送るが、逆サイドに走り込んだメネズの頭上を大きく越えてしまい、好機を逸した。本田は後半36分でピッチを後にした。

 そしてミランはまたもリードを守り切ることが出来なかった。後半38分、右サイドから途中出場のMFホアキンにクロスボールを上げられると、DFゴンサロ・ロドリゲスに豪快なヘディングシュートを叩き込まれる。さらに同44分、左サイドから上がったクロスを、今度はホアキンに頭で決められ、逆転されてしまった。


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