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[CL]昨季準Vの意地、アトレティコがレバークーゼンをPK戦の末に下して8強入り

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[3.17 欧州CL決勝トーナメント1回戦第2戦 A・マドリー 1-0(PK3-2) レバークーゼン]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)は17日、決勝トーナメント1回戦第2戦を行い、アトレティコ・マドリー(スペイン)とレバークーゼン(ドイツ)が対戦した。アトレティコが先制した試合は、2試合合計1-1となりPK戦までもつれ込んだ。迎えたPK戦を3-2で制したアトレティコがベスト8進出を決めた。

 第1戦でレバークーゼンに0-1で敗れてホームでの第2戦を迎えたアトレティコはDFディエゴ・ゴディンとMFチアゴ・メンデスを出場停止で欠いたが、第1戦を負傷で欠場したMFコケが先発で復帰した。対するレバークーゼンは第1戦を出場停止で欠場したDFエメル・トプラクが先発復帰している。

 序盤からともに激しくプレッシャーを掛けて、相手選手から自由を奪う中盤での攻防が続いた。なかなか決定機を生み出せない時間帯が続く中、前半20分にアトレティコをアクシデントが襲う。FWソン・フンミンの飛び出しに対応しようとしたGKミゲル・アンヘル・モヤが負傷し、GKヤン・オブラクとの交代を余儀なくされた。

 予期せぬ形で交代カードを1枚切ることになったアトレティコだったが、前半27分に先制に成功する。コケのFKの流れから、こぼれ球に反応したMFカニがヘディングで落とすと、MFマリオ・スアレスが左足でシュート。これがトプラクに当たってコースが変わり、ゴールマウスに吸い込まれた。

 2試合合計で1-1となって後半を迎えると、アトレティコがボールを保持する時間こそ長いものの、レバークーゼンが体を張った守備ではね返し、なかなかシュートまで持ち込ませない。時おり、レバークーゼンがカウンターからゴールに迫ろうとするが、アトレティコも集中した守備で簡単にはPA内への侵入を許さなかった。

 一進一退の攻防が続く中、後半35分にはDFヘスス・ガメスの後方からのパスをFWアントワーヌ・グリーズマンが落とし、MFアルダ・トゥランが右足で狙うが、GKベルント・レノに阻まれる。すると同39分、アトレティコはFWマリオ・マンジュキッチに代えてFWフェルナンド・トーレスを投入した。しかしスコアは1-0、2試合合計1-1のまま動かず、試合は延長戦に突入した。

 延長前半にスコアは動かず、延長後半2分にはMFアルダ・トゥランのパスを受けたMFラウール・ガルシアがPA内からシュートを放ったがレノのセーブに遭い、同5分にはMFシモン・ロルフェスがミドルレンジから狙ったものの枠を捉えず。2試合合計1-1のまま、試合はPK戦までもつれ込んだ。

 迎えたPK戦で先攻のアトレティコは1人目のR・ガルシアがいきなり枠上に外してしまう。しかし、レバークーゼンも1人目のMFハカン・チャルハノールがオブラクにストップされる。その後、レバークーゼン3人目のトプラクが枠を外し、アトレティコ4人目のコケがレノに止められるなど、PK戦でも死闘は続く。そして2-2で迎えた5人目でF・トーレスがきっちり決めたのに対し、レバークーゼンはFWシュテファン・キースリンクが外し、アトレティコがPK戦を3-2で制してベスト8進出を決めた。


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