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ハーフタイムにユニフォーム交換、エジルに批判の声

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 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦でモナコに敗れ、5年連続となるベスト16敗退を喫したアーセナル。逆風にさらされているチームに、「ユニフォーム交換」にまつわる批判が渦巻いている。

 ファーストレグでは、FWセオ・ウォルコットが敗れた試合後に相手選手とユニフォームを交換した行為が批判を集めた。ところがセカンドレグで、今度はMFメスト・エジルが相手選手とユニフォームを交換したのだ。それも試合終了後ではなく、ハーフタイムの出来事だった。

 ホームでのファーストレグを1-3で落としたアーセナルは、アウェーでのセカンドレグで最低でも3得点が必要という困難なミッションに挑んでいた。36分に先制したものの、あと2点が必要な状況でハーフタイムへ。ここでエジルは、モナコのMFジェフリー・コンドグビアとピッチ上でユニフォームを交換した後、控室に戻っていった。

 試合は結局、アーセナルが後半に2点目を奪ったものの、あと1点及ばず敗退した。かつてマンチェスター・ユナイテッドで活躍し、現在はテレビ解説者を務めるポール・スコールズ氏は、この行為を批判している。

「試合が終わった後ならともかく、あのような行為は好きじゃない。まだハーフタイムなのだから、控室に戻る通路か、控室か、人目に触れない場所で行うべきだ」

 こうした批判に対し、エジルはドイツの『スカイスポーツ』のインタビューに答え、こう反論した。

「コンドグビアが交換してほしいと言ってきたから、リクエストに応えたかったんだ。確かに通路で渡すべきだったかもしれない。でも、大事なトーナメントの試合で、ユニフォーム交換以外に議論することはないのかい?」

 エジルの主張はともかく、ファンにしてみれば、相手選手と仲良くしているようにも映るユニフォーム交換は、あまり見たくないものなのだろう。それでも勝っていればよかったが、負けてしまったことで、批判の声はしばらくやみそうにない。
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