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韓国から先制ヘッド決めたU-17日本代表の163cmMF渡辺「ラッキーでした」

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[3.19 サニックス杯予選リーグ第1節 U-17日本代表 1-1(PK2-4)U-17韓国代表 グローバルアリーナ]

「小っちゃいんで、デカいヤツに競らせて狙っていた。いいところに来てラッキーでした」。U-17日本代表MF渡辺皓太(東京Vユース)は前半17分に決めた先制ヘッドを微笑みながら振り返った。左CKでファーサイドヘ回り込んだ渡辺は味方が中央で競って流れたボールを頭でプッシュ。登録163cmのMFがゴール至近距離から放った一撃はGKの頭上を破り、先制点となった。
 
 ダブルボランチの一角として先発した渡辺はこの日、最終ラインの前に位置取り、セカンドボールを回収。そして素早いスペースへの配球でチャンスを演出した。「相手が蹴ってくることがわかっていた。ディフェンスラインの前でセカンドボールを拾うことを意識していました。(攻撃面では)ピッチが悪かったので裏へ簡単に蹴ることを意識していました」。雨の中、状況判断良いプレーが印象的だった。

 韓国戦勝利への意気込みは強かった。「予選で負けていたし、そのメンバーも何人かいたので、負けたくなかったです」。昨秋のAFC U-16選手権準々決勝で敗れて世界切符を奪われた韓国に雪辱したかった。先制点を決めた喜びはあったが、勝てなかったことについては全く納得していない。

 今大会の活躍して1世代上のU-18日本代表入りを目指す。「(AFC U-19選手権)予選もあるので、そこに入っていければいい」。U-17W杯へ出られなかった悔しさは上の世代で晴らす。そのためにも今大会でアピールして次に繋げる。

[写真]先制ゴールを喜ぶU-17日本代表MF渡辺

(取材・文 吉田太郎)

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