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強力2トップに期待を寄せる京都 和田監督

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[3.21 J2第3節 大宮2-1京都 NACK]

 京都サンガF.C.は21日、J2リーグ戦第3節で大宮アルディージャと対戦した。立ち上がり攻勢となった京都は前半3分にPKを獲得するが、FW大黒将志のシュートはGK加藤順大に止められてしまう。それでも、その後も主導権を保ち、大宮ゴールに迫った。

 試合後、京都の和田昌裕監督は、「攻撃の姿勢を貫けた。セカンドボールを拾われて相手ペースになる時間帯もあったけど、しぶとく失点しなかった」と、前半の戦いぶりを評価し、「後半も入り方が悪くなかった中で、PKを与えて先に失点した。それでも下を向くことなく得点を奪いに行き、セットプレーで追いついた。その後もチャンスがあったが決めきれなかった。相手はチャンスを決めた。決定機を決めきれなかった差が、1-2という結果になった」と、試合を総評した。

 開幕戦、第2節と大黒の1トップ気味に戦った京都だが、この日は2トップを採用。CKから1ゴールを挙げた大黒だが、その一方でPKを失敗。FWダニエル・ロビーニョも決定機を逃す場面もあったが、J2屈指の高い個の能力を持つ2トップに、和田監督は厚い信頼を寄せる。

 今シーズン、初先発したダニエル・ロビーニョについて「この2戦は本来の調子に届いてなくてベンチスタートにした。前節の磐田戦で途中出場して、前への推進力とか、シュート力も見せてくれ、コンディションも良くなったので先発で起用した」と言い、「前半に左サイドからカットインしてシュートを放った場面、後半も決定機があった。ゴールが付けば、もっともっと上がってくると思う」と、状態が良くなっていることを強調。そして、大黒との2トップについても「ロビーニョが入ることで、前に2人いることでボールも入りやすいし、クロスの形は右も、左もあるので。そういうターゲットとして、周りに与える選択肢も2トップにすれば増える。チームにとって効果的に進めたい」と、今後の得点量産に期待した。

(取材・文 河合拓)

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