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最前線で奮闘中、横浜FM齋藤「サポーターの力が僕たちの力になる」

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[3.22 J1第1ステージ第3節 横浜FM 1-0 鳥栖 ニッパ球]

 ドリブラーの持ち場は最前線となった。横浜F・マリノスのFW齋藤学は、1トップの位置でボールを呼び込んで攻撃にリズムを生むだけでなく、相手GKまで激しくプレッシャーを掛けて守備でも貢献した。

 トップ下に入る新加入のFWアデミウソンとは近い位置でパス交換を見せて守備網を突破しようと試みるなど、連係の向上を感じさせたが、本人は「まだまだ」と振り返っている。「アデとはやりやすいし、すごく楽しくできていますが、まだまだかな。2人で点を取れるようにならないとコンビネーションが良くなったとは言えません」。まだ、発展途上。結果を残してこそ、連係が向上したと言えると強調した。

 昨季までの左サイドハーフから最前線に持ち場を移したことで、意識も変化しているようだ。「僕は今FWでプレーしているので、FWとしての怖さをもっと出していかないといけません。サイドハーフの齋藤学ではなく、FWとして、真ん中でどれだけ怖さを出せるかを意識してやっていきたい」と、新ポジションを自分のモノにしようと意気込みを示している。

 ニッパツ三ツ沢球技場で挙げた今季初勝利。齋藤は「サポーターの力を近くで感じられるスタジアム。サポーターの力が僕たちの力になると証明できていると思う」と笑顔を見せると、「日産スタジアムでも、これだけの雰囲気の中で試合をやれるように、僕たちがいいサッカーをして結果を残して、『また見たい』と思ってスタジアムに足を運んでもらえるように頑張りたい」とニッパ球のような雰囲気を日産スタジアムでも作れるように、結果を残していくと誓った。

(取材・文 折戸岳彦)
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