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[MOM1332]佐野日大DF高柳洸太(新3年)_レギュラー争いでアピール!中盤の潰し役がCBで特長発揮

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.23 UAチャレンジカップ予選リーグ第1節 佐野日大高 7-1 聖光学院高 富士緑の休暇村]

 本職はボランチ。だが、CBを務めたこの日もインターセプトや起点を潰す働きといった守備力の高さで期待通りの働きをしていた。佐野日大高のDF高柳洸太(新3年)は身長172cmとCBとしては決して高くはない。飛び抜けたスピードを持っている訳でもないが、「予測とかポジション取りとか考えてそれはできていると思う」と本人が語った通り、鋭い読みと出足で相手の攻撃を封じた。

 海老沼秀樹コーチが「最近(トップチームに)上がって来て、ボランチとかCBとかやらせている」という高柳を賞賛したのは2点目に繋がった守り。相手の楔のボールを狙ってインターセプトすると、すかさず縦パスを入れる。左サイドを抜け出したFW竹内祐太が中央へラストパスを入れ、最後はFW末岡北都が右足でゴール破った。指揮官が「チームとして凄く狙っている形」という守り。高柳は「元々ボランチでインターセプトとか狙うのは多かった。それがひとつラインが下がったくらい。やっていることは変わらない。視野が広い分やりやすいですね」とボランチとしての自身のプレーを評価していた。

 また、この試合では正確なフィードで6点目の起点に。主力の怪我などチームはベストの状態ではないが、その中で高柳はチームの刺激になる活躍をしてのけた。「今のところサブって形で試合に出ているけれど、やるからには先発を狙っていきたい」。

 潰し役を担う高柳の憧れはシャビやイニエスタというスペインが誇る中盤の名手たち。今後CB、ボランチを並行して務めて行くことになりそうだが、目標の先発取りへ、自分の良さをそれぞれのポジションで発揮する。

(取材・文 吉田太郎)
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