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球際の厳しさを求めるハリル流に「そこは基本」とうなづく内田

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 ベールに包まれているハリルジャパンの戦術トレーニング。選手の話を総合する中でいくつか浮かび上がってきたポイントの一つが、球際の厳しさだ。

 欧州CLで日本人歴代最多出場数を誇るDF内田篤人(シャルケ)は、バヒド・ハリルホジッチ監督がミーティングでブラジルW杯の日本対コートジボワール戦の映像を使いながら球際の厳しさを要求したことについて聞かれると、「言いたいことは分かるし、言っていることは(今までと)そんなに大きく変わらない。それをどれだけ詰めていけるか」とコメント。「日本人は、ブンデスとかチャンピオンズリーグとかに比べると、自分も含めて差があると思う。そこは基本だから」と、自省も込めながらうなづいた。

 内田によると、ハリルホジッチ監督は「練習から求めるよと言っている」そうで、練習の指導ぶりについては「ピリッとやるところはやる。でも、ピリッとする監督とは今までもやってきたから、怖いということはない」という。

 合宿にどこまで帯同するのかなど、今後については「分からない。試合に出られるか? どうでしょう」と依然として言葉を濁したまま。とはいえ、少なくとも2日目まで参加していることは事実だ。

「膝のことはもう諦めている」と冗談ともつかぬことを言いながらも、「監督が替わったからとか、新しいチームだからとかじゃない。ピッチに立ったら一生懸命にやる。その繰り返しだと思う」と話していた。

(取材・文 矢内由美子)

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