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追加招集で初選出の川又に“追い風”「試合に出たら結果を…」

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 追加招集のチャンスを生かせるか。19日のメンバー発表会見ではバックアップメンバーにとどまったFW川又堅碁(名古屋)だが、FW小林悠(川崎F)の負傷により追加招集され、日本代表初選出。ハリルジャパン初陣となる27日のチュニジア戦(大分)でのA代表デビューへ“追い風”も吹いている。

 センターフォワードのポジションを争うFW興梠慎三(浦和)がケガのため途中離脱し、FW大迫勇也(ケルン)はこの日、左足首痛のため練習を欠席した。FW岡崎慎司(マインツ)という絶対的なレギュラー候補が存在するものの、川又にチャンスがめぐってくる可能性は十分にある。

 この日の非公開練習では攻撃の戦術確認が行われた模様で、「サイド攻撃を増やそうと言われているし、そこは自分の得意なところでもある。そういうところで自分のいいところを出せれば」と、自分の武器でもあるクロスからのヘディングもイメージしている。

 18日のナビスコ杯・川崎F戦ではバヒド・ハリルホジッチ監督が視察する前で2ゴールをマーク。後半4分、右CKに打点の高いヘディングシュートで合わせると、一度はGKに弾かれながら、こぼれ球に自ら詰めて泥臭く押し込んだ。後半43分にはFW永井謙佑の左クロスから強烈な左足ボレーを放ち、GKの手を弾いてゴールネットを揺らした。

 指揮官の目の前でアピールに成功し、翌日の代表発表でバックアップメンバーに名を連ねると、その後は運も味方に付けて本メンバー入り。次に目指すのは当然、代表デビューとなる。「試合に出るために準備をして、試合に出たら結果を残すことを考えてプレーしたい」。左利きのストライカーは力強く言い切った。

(取材・文 西山紘平)

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