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リオ五輪に向けてU-22代表が白星発進…マカオに7発快勝

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[3.27 AFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)第1戦 U-22日本 7-0 U-22マカオ]

 U-22日本代表は27日、AFC U-23選手権予選(リオ五輪アジア一次予選)第1戦を行い、シャーアラム・スタジアムでU-22マカオ代表と対戦した。前半に4点のリードを奪った日本は、後半にも3点を加点。7-0の完封勝利を収めて、予選初戦を白星で飾った。

 4-2-3-1のシステムを採用したU-22代表。GKに櫛引政敏(清水)、最終ラインは右からDF松原健(新潟)、DF岩波拓也(神戸)、DF奈良竜樹(F東京)、DF山中亮輔(柏)を並べ、ボランチはキャプテンを務めるMF遠藤航(湘南)とMF原川力(京都)、2列目には右からMF野津田岳人(広島)、FW浅野拓磨(広島)、MF豊川雄太(鹿島)を配置し、1トップにFW鈴木武蔵(新潟)を据えた。[スタメン&布陣はコチラ]

 序盤から主導権を握った日本は、ゴールを脅かす場面を作り出す。しかし前半8分に野津田、浅野、松原とパスをつなぎ、最後は鈴木がヘッドで狙うもジャストミートできず。さらに同10分には山中のパスから抜け出した浅野、同12分には遠藤からボールを受けた鈴木がシュートを放ったが、ともに枠を捉えることはできなかった。

 その後も攻勢を掛ける日本は前半18分、豊川がミドルレンジから積極的にシュートを放つも相手選手に当たり、先制点を奪うには至らず。しかし、同22分にセットプレーから先制点を叩き込む。豊川が蹴り出したCKを、ファーサイドの遠藤がダイビングヘッドで決めてスコアを1-0とした。

 そして前半26分には、野津田のパスを左サイドで受けた山中のクロスを、豊川がヘッドで流し込んで2点目。さらに同31分には右サイドの鈴木からパスを受けた野津田が強烈な左足のシュートを叩き込み、同33分には松原のクロスが相手選手のオウンゴールを誘い、スコアは4-0となった。同37分には遠藤の狙いすましたシュートがポストに弾かれ、同40分にはゴール前に侵入した野津田のシュートが枠を外れるなど、その後追加点は生まれずに前半を4-0で折り返した。

 4点のリードを奪って後半を迎えても、日本ペースは変わらない。後半11分には決定機を作り出したが、遠藤のパスから抜け出した豊川のラストパスを浅野が押し込めず。すると同15分に遠藤に代えてMF矢島慎也(岡山)、そして同18分には豊川に代えてFW南野拓実(ザルツブルク)を投入した。

 すると後半21分に追加点が生まれる。センターサークル付近でボールを受けた矢島が前方に走り込む鈴木に鋭いスルーパスを通すと、鈴木は相手GKの動きをしっかりと見て冷静に流し込んだ。しかし、同23分の矢島のシュートはGK正面に飛び、同28分には山中のクロスから放った鈴木のヘッドがクロスバーを叩くなど、なかなか好機を得点に結び付けられない。

 後半32分には鈴木に代えてDF安在和樹(東京V)を投入。山中を左サイドハーフに上げて安在は左SBの位置に、南野がトップ下にシフトして浅野が1トップに入った。その後もボールを保持してマカオゴールに迫った日本は、アディショナルタイムに野津田と南野にゴールが生まれて7-0の完封勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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