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松本はFW前田遼一のOG誘発も…後半にF東京に追い付かれる

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[3.28 ナビスコ杯グループA第2節 松本1-1F東京 松本]

 ナビスコ杯は28日、予選リーグ第2節を各地で行い、グループAの松本山雅FCFC東京と対戦した。初戦で新潟に勝利し、グループAの首位に立つF東京をホームに迎えた松本は、FW前田遼一のオウンゴールで先制する。ナビスコ杯での初勝利を目指した松本だが、後半に同点に追い付かれて1-1で勝ち点1の獲得にとどまっている。

 GK権田修一ら4選手が日本代表に招集され、MF中島翔哉とDF奈良竜樹がU-22日本代表に招集されているF東京に対し、松本はMF岩上祐三のロングスローやセットプレーから好機をつくり出す。前半24分には岩上のスローインをPA内でFWオビナが落とし、MF喜山康平が左足でシュートを放ったが、DFにブロックされる。F東京も25分には高い位置でボールを奪ったMF三田啓貴からの横パスを受けたMF米本拓司がミドルシュートでゴールを狙ったが、大きく枠を越えて行った。

 迎えた前半33分、右サイドでスローインを得た松本は、岩上がゴール前にボールを投げ入れる。密集からこぼれたボールは、前田に当たって、F東京ゴールに転がり込み、松本が1点を先行した。

 不運な形で失点したF東京は前半39分、DF徳永悠平のロングスローがDFに跳ね返されたところを、再び米本がミドルシュートでゴールを狙ったが、枠をわずかに超えて行った。その後はセカンドボールを多く回収する松本が試合の主導権を握る。前半就業間際には、再び岩上のロングスローから、オビナがヘッドでゴールを狙ったが、GK榎本達也にキャッチされ、追加点はないまま前半を折り返した。

 後半に入ると1点を追うF東京が攻勢に出る。11分には自陣からのFKでDFカニーニがロングボールを蹴り込む。これを両チームの選手が立て続けにヘッドする形になると、こぼれ球をMF東慶悟が胸トラップから豪快にゴールに蹴り込み、試合を振り出しに戻した。これで勢いづいたF東京だが、同28分に東からのFKを最終ラインの裏で受けたカニーニのシュートは、枠を左に外れて行った。

 決勝ゴールを目指して両チームは、攻撃的な選手を投入する。松本はMF前田直輝、F東京はMF羽生直剛、FW石川直宏をピッチに送り出した。終盤に攻め込む松本は、PA内に浮き球を放り込むと、GK榎本がパンチングでクリアー。無人のゴールを狙い、MF岩沼俊介がシュートを放ったが、枠を捉えられなかった。アディショナルタイムにはF東京もゴール前にハイボールを入れるが、シュートを打ち切れず。試合は1-1のまま終了している。


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