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[ミズノカップIN香川]注目FW武村2発!興國が飛龍との好勝負をPK戦で制す

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[3,29 ミズノカップIN香川予選リーグ第1節 飛龍高 2-2(PK8-9)興國高 瀬戸大橋記念公園球技場]

 注目FW武村萌生(新3年)が活躍した興國高(大阪)が2年ぶりの優勝へ向けて白星発進した。2年前のミズノカップU-18 IN うどん県(香川)で優勝している興國はグループB初戦で、予選大会に当たるミズノグローイングアップリーグIN御殿場2014優勝の飛龍高(静岡)と対戦。前半25分、相手の攻撃の柱であるFW赤木直人(新3年)に先制点を決められた。

 だが興國はトップ下に並ぶ武村とMF宮城和也(新3年)中心に反撃すると、30分に武村が同点ゴールを奪う。そして後半、武村のスルーパスからFW小國憲弥(新3年)の左足シュートがゴールを襲い、直後にもヘディングシュートがクロスバーを叩くなど押し込んで攻める興國は16分に武村が豪快な右足シュートを決めて2-1と逆転した。

 大学生相手のトレーニングマッチでも十分に通用していたという10番・武村。興國の内野智章監督は大学生相手に見せた武村のプレーについて「国士との試合でドリで3人かわして最後切り返しで左足ループで入れて、流経のJFLチームともやらせてもらって『ええな』と」。ドリブルスキルと決定力高く、Jクラブも関心をはじめているという武村が2ゴールで逆転した。

 一方の飛龍は興國にボールを支配されてゴール前まで運ばれてもそこで非常に集中した守備。チーム全体でハードワークできるチームは前への推進力ある攻撃で同点に追いつこうとする。そして24分、菊川達也監督が「何でもできるタイプの点取り屋」というFW鈴木厚太(新3年)が同点ゴールを奪った。関係者の話では新人戦静岡県大会で4強入りし、今年静岡県内で高い評価をされているという飛龍。菊川監督は「絶対的な力はない」と首を振るチームは2-2で突入したPK戦を8-9で落としたものの、印象的な戦いを見せた。

[写真]興國は注目FW武村の2発などで勝利

(取材・文 吉田太郎)
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第3回ミズノカップU-18 IN うどん県(香川)2015

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