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[MOM1338]明徳義塾MF三田村基俊(新3年)_「チームのために役立ちたい」と誓う献身MFがゴールも

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.29 ミズノカップIN香川予選リーグ第1節 広島観音高 1-3 明徳義塾高 瀬戸大橋記念公園球技場]

 チームにとって欠かせない献身性が強豪撃破の原動力となった。明徳義塾高のMF三田村基俊(新3年)は「守備をしっかりして前に繋げようと思っていました」というように、球際で奮闘し、またチームにできたわずかな穴を埋めながら走り回る。運動量の少ない味方をカバーするほどの働き。攻守において献身的な動きを見せてチームを支えると、後半11分にはゴール前の混戦のこぼれ球を右足で叩き込んで3点目のゴールも決めた。

 小松晃監督が「彼は献身的なので。攻撃も、守備も」というMFは「自分はあんま目立たないので・・・」と自分のできることを理解して、チームを支える動きで勝利に貢献しようとしている。それが、この日は見事勝利へと繋がった。

 三田村はよりチームに貢献できるようにと磨いているものがある。それはシュート。「運動量を上げて、中盤でボールを持ったらいつでもシュートを打てるような選手になりたい。まだシュートに自信はないですけど、最近練習し始めている。狙っていきたいなと思っている。入ったら“ラッキー”ですね」。後半11分のゴールはその練習の成果も発揮する一撃だった。

 今年の目標について三田村は「インターハイと選手権出て勝ち上がっていきたいです」。1月の全国高校選手権では交代出場でピッチに入ったが、0-1で水橋高に敗れ、自身も何もできなかったと感じている。だからこそ胸の内にある「次はチームのために役立ちたい」という想い。イニエスタに憧れる献身的なボランチは攻守両面でよりチームのために力を発揮し、チームをより輝かせる。

(取材・文 吉田太郎)
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