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[MOM1340]香川西MF吉良朋紀(新3年)_攻撃的ボランチが見せた高い守備意識

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.30 ミズノカップIN香川予選リーグ第2節 香川西高 1-0 近大和歌山高 香川県営サッカー・ラグビー場サブ]

 地元開催の大会で連勝を果たした香川西高の中盤で存在感を放っていたのが攻撃的なボランチを務めるMF吉良朋紀(新3年)だ。

「これまで調子があまり良くなかったけれど、上がって来た。球際行けてセカンドを取れるようになった」というMFは攻撃から守備への切り替えが非常に速く、勢いのあるプレッシングで相手の攻撃を狂わせようとしていた。「ファーストディフェンスを意識している」という吉良の、時に身体を投げ出してでも相手のパスを阻止しようとする強い守備姿勢がチームに推進力を生んでいた。

 背番号6は攻撃面でも局面に現れては連係で相手の守りを崩し、クロスに思い切って飛び込んでゴールを狙った。そして声でもチームをけん引。「声が出るとムードが良くなるし、声を出すことで相手を圧倒できる。いいプレーしたら全員で声出すとか心がけている」。相手にボールを握られる時間帯もあったが、チームの雰囲気、士気は最後まで低下しなかった。

 1年時の全国高校選手権でフル出場を果たしているMFは、この冬の選手権でも先発フル出場を果たした。だが、「(持ち味である)セカンド(ボール)は選手権で全然できなかった。セカンドを拾って攻撃に繋げたい。前の選手なのでゴールに絡みたい」と誓う。今年の目標は「全国ベスト4を目指していく」。まずは今大会のミズノカップで優勝に貢献して今後に繋げる。

(取材・文 吉田太郎)
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