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[MOM1346]桃山学院DF田上雄大(新3年)_「競り合いは負ける気がしない」CBが完封貢献

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.31 ミズノカップIN香川準決勝 香川西高 0-2 桃山学院高 瀬戸大橋記念公園球技場]

「競り合いは負ける気がしないです」と言い切るCBが、香川西高の縦に速い攻撃を封じこんだ。2-0で決勝進出を決めた桃山学院高の最終ラインで存在感を放ったのがCB田上雄大主将(新3年)だ。

 登録180cmの高さを活かしたヘッドと、これまでの対外試合で負けたという印象の相手はいないと言い切る競り合いの強さ。「高校入ってから競り合いに自信がつきました。(秘訣は)相手との距離を遠く取ることを意識しています。勢いついたら飛びやすいんで」。縦に速く、ロングボール主体の攻撃を見せた香川西を背番号4が跳ね返して最後まで得点を許さなかった。

 相手の攻撃は執拗だったが、逆に狙いがはっきりしている分、守りやすかったという。そして他の最終ラインの選手たちと連係を取って、決定打を打たせなかった。四国を代表する強豪相手に敵地で完封勝利。「最近失点することが多かったので、無失点で終わることができて良かったです」と納得の表情で勝利を喜んだ。

「憧れは森重選手」という田上は今後の目標について「まずインターハイ出て、強い大学から声かけてもらいたい。そこからまた道が開けると思うので頑張りたいです」。決勝では連戦の影響でチームの運動量が低下し、興國に競り負けた。その敗戦を「優勝したかったです」と悔しがったが、堀佳津之監督が「精神的支柱です」と信頼を置くCBはこれからもチームの勝利のために戦い続ける。

(取材・文 吉田太郎)
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