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後半8ゴールの大乱戦! フォルラン2G1AのC大阪はアウェーで千葉と分ける

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[4.1 J2第5節 千葉4-4C大阪 フクアリ]

 J2は1日、第5節を各地で行い、フクダ電子アリーナではジェフユナイテッド千葉セレッソ大阪が対戦した。静かな前半を経て迎えた後半は大荒れに。C大阪はFWフォルランが2ゴール1アシストの活躍を見せたが、千葉も譲らずに試合は4-4の引き分けで終了。勝ち点1を分け合っている。

 開幕4戦無敗で首位に立つ千葉は、前節の岡山戦(1-0)と同じ先発でキックオフを迎えた。対するC大阪は、前日まで日本代表に招集されていたMF山口蛍が先発。前節の横浜FC戦で先発だったMFパブロがベンチスタートとなっている。
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 序盤にボールを保持したのは、アウェーのC大阪だった。相手陣内までボールを運び、CKやセットプレーから千葉ゴールに迫っていく。しかし、10分を過ぎたあたりからは、両チームともにロングボールを蹴り合う展開になり、チャンスらしいチャンスのないまま時間が推移していく。

 ようやく26分、千葉は右サイドでMFパウリーニョが山口のチェックをかわして中央に折り返しを入れる。これを受けたFW森本貴幸がシュートを放ったが、GK丹野研太の正面に飛んだ。同27分にも千葉はセットプレーを得ると、FKが跳ね返されたボールをパウリーニョが直接狙ったが、クロスバーを越えて行く。

 ビルドアップの精度が低く、前線の動きも少ないC大阪を千葉が押し込む時間が続く32分にはパウリーニョが直接FKから低い弾道のシュートを放つと、GK丹野が触ったボールは右ポストを叩き、外れて行った。同36分にはC大阪もFWカカウのパスを受けたFW玉田圭司がシュートに持ち込むが、DFにブロックされる。そのこぼれ球を再び玉田が拾い、山口につないだが、ダイレクトシュートは右へ切れて行った。

 前半の終盤も千葉は好機をつくる。しかし、アディショナルタイムに左サイドからDF中村太亮が上げたクロスをFWネイツ・ペチュニクが合わせたシュートはクロスバーを叩き、跳ね返りを拾った森本のシュートもGK丹野に防がれて前半は0-0で終了した。

 後半の立ち上がり、C大阪はFWフォルランが右サイドからクロスを上げて、チャンスをつくったが、ゴール前に飛び込んだ選手に合わず、得点を挙げられない。同8分には千葉が左サイドでFKを得ると、ゴール前で森本と競ったDFに当たったボールがゴールへ飛ぶ。これはGK丹野が弾いたが、詰めていたネイツがゴールに押し込み、千葉が1点をリードした。

 後半13分、C大阪は玉田がファウルを受けFKを得ると、フォルランが直接ゴールを狙う。強い弾道のシュートはGK高木駿に防がれて、得点にはならなかった。直後の14分、千葉はPA外でネイツがボールを持つと、DFをかわしきる前に右足でシュート。これがゴールに決まり、千葉がリードを2点に広げた。

 千葉は17分に右SB金井貢史を下げ、MF田中佑昌を投入する。C大阪も24分に右SB酒本を下げて、DF椋原健太を起用した。同25分にはMF長谷川アーリアジャスールが前線にパスを入れると、PA内で受けたフォルランがボールをコントロールして右足でシュート。これが決まってC大阪が1点差に詰め寄る。

 フォルランの今季2点目で勢いづいたC大阪は、直後にもFWカカウが決定機を得たが、シュートはGK高木に防がれる。千葉は後半29分、井出を下げて、MF佐藤健太郎を送り出す。しかし、その直後、C大阪はPA内でフォルランの折り返しにカカウが飛び込み、同点ゴールを決めた。C大阪は止まらない。後半35分には玉田が落としたボールを受けた山口の折り返しをフォルランがゴールに押し込み、一気に逆転する。

 しかし、ここから千葉の反撃が始まった。37分にパウリーニョが強烈なミドルシュートを叩きこむ。さらに、その1分後には森本のドリブルからネイツを経由して、交代出場していたFWオナイウ阿道が今季初ゴールを決めて再びリードした。

 C大阪は42分、ハーフウェーライン付近でFKを得ると、丸橋がゴール前に入れたボールをフォルランが折り返す。これをDF山下達也がダイレクトでシュートしたが、ボールはクロスバーをわずかに越えた。さらにアディショナルタイムには、CKの流れから山下がヘッド。GK高木が後方に逸らせたボールがラインを割ったと判定され、C大阪が同点に追い付いた。

 C大阪は玉田を下げ、DF茂庭照幸を投入し、引き分けで試合を終えようとする。その後も両チーム、勝利を目指して攻め合ったが得点は決まらず。後半、激しい打ち合いになった一戦は4-4で終了した。

(取材・文 河合拓)
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