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[MOM1351]G大阪ユースFW高木彰人(新3年)_世代屈指のアタッカー、SHの新ポジションで2発

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[高校サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[3.14 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ予選リーグ G大阪ユースA 4-1 四日市中央工高 J-GREEN堺]

 ゴールを欲していた。ガンバ大阪ユースのU-18日本代表FW高木彰人(新3年)はトップチームのキャンプに帯同していた今年、なかなかゴールを奪うことができていなかったという。だが、右SHとして先発したこの試合では前半20分に右サイドからワンツーでPAへ割って入って先制ゴール。さらに27分には右サイドからのパスのコースが変わったところをコントロールから、反転しながらの左足ボレーでゴールへ突き刺した。

 高校2年生だった昨年のナビスコ杯でトップチームデビューを果たしている世代屈指の点取り屋が決めた2発。高木は特に2点目のゴールについて「あれはクロスでニア入ろうと思ったんですけど相手に当たってコース変わってあとは身体に任せた感じだった。あれは気持ち良かったです」と笑顔で振り返っていたが、それでも「前半2点決められて良かったんですけど他にも点決めるシーンがたくさんあって2点しか取れなかったので課題です」と満足した様子は見せなかった。

 今年は年代別日本代表でも務めてきたSHとしての出場が有力だ。「ドリブルだったり、クロスに外から頑張って入るところとか見て欲しいです。あとは切り替えのところを誰よりも早くやりたいと思っています」と高木。FWからポジションを移したことによって、ゴールまでの距離は遠くなったが、それでも先制点のシーンのように打開とフィニッシュのシーンに関わるのは彼の良さ。スペースができることで、相手の守りを破壊するような突破の回数も増えそう。その中で、決して得意ではないというカットインからのシュートなどSHとしての可能性を広げることにも精力的に取り組んでいる。

 今春、トップチームのキャンプに参加して学んだことは「ガンバは切り替えしないと試合にも出れないと(トップチームの)皆さんも言っていたのでそこは土台にして切り替えというところは意識してやりたいし、あとは決めるところは決めること。シュート練習でもみんなしっかり決めていたし、ボクはまだ甘いところがあって枠に飛ばせなかったりという場面があった。今年ACLとか過密日程でそういうところに選ばれるためにも、当たり前のことを当たり前にやれるように頑張っていきたい」。フィジカル能力の高さを活かして周囲が驚くようなゴールを決めることもある高木だが、まずはチャンスで確実に仕留められる選手になることが目標。G大阪のユースチームで求められること、トップチームでやらなければならないことも意識しながら成長し、結果を残す。

[写真]前半20分、G大阪ユースは高木の右足シュートで先制

(取材・文 吉田太郎)
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