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モロッコのアフリカ・ネーションズカップ出場停止処分は取り消し

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 スポーツ仲裁裁判所(CAS)は2日、モロッコ王立サッカー連盟(FRMF)からの申し立てを受け、同国代表チームに対するアフリカ・ネーションズカップ2大会の出場停止処分を無効とする判決を下した。

 モロッコは2015年大会の開催を予定していたが、エボラウイルス拡大への懸念から大会の延期を要求。アフリカサッカー連盟(CAF)はこれを受け入れず、赤道ギニアで代替開催された大会からモロッコを閉め出すとともに、今後2大会の出場停止処分を下していた。

 CAFはモロッコに100万ドルの罰金処分も科していたが、これも5万ドルに大幅軽減された。一方で、CAFが別途支払いを求めた開催地変更に伴う損害賠償800万ユーロに関しては、今回の判決ではなく今後の法的判断に委ねられている。

 赤道ギニアで開催された今年の大会ではコートジボワールが優勝。今後は2017年(開催地未定)、2019年(カメルーン開催)に大会が開催され、モロッコはいずれも予選に出場可能となる。
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