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杉本移籍後初ゴールに大久保2発!ハリル監督御前で川崎Fが4発快勝

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[4.4 J1第1ステージ第4節 川崎F4-1新潟 等々力]

 川崎フロンターレはホームでアルビレックス新潟に4-1で勝利し、3月7日の開幕戦・横浜FM戦(3-1)以来、3試合ぶり今季2勝目を挙げた。日本代表のバヒド・ハリルホジッチ監督が視察に訪れる中、前半22分にFW杉本健勇の移籍後初ゴールで先制すると、後半13分にMFレナトが追加点。さらに後半26分、42分とFW大久保嘉人が2ゴールを決め、今季最多の4ゴールで快勝した。

 川崎Fは4-3-3のシステムを採用し、MF森谷賢太郎、C大阪から加入した杉本が今季初先発。トップ下の位置に森谷が入り、3トップは右から杉本、FW大久保嘉人、FWレナトと並んだ。
 新潟は今季初勝利を挙げた前節・柏戦(3-2)から先発2人を変更。DF川口尚紀が右SBで今季初先発となり、DF舞行龍ジェームズが開幕戦以来、3試合ぶりの先発復帰を果たした。[スタメン&布陣はコチラ]

 互いになかなかシュートまで持ち込めない静かな立ち上がりとなった試合は前半22分、唐突に動いた。新潟の最終ラインでボールを持った舞行龍に対し杉本がプレッシャーをかけると、舞行龍が不用意に出した縦パスを杉本が体に当ててカット。そのままドリブルでPA内へ持ち込み、右足でゴール右隅に流し込んだ。

 チームとしてのファーストシュートが先制点。杉本の移籍後初ゴールで川崎Fがリードを奪った。しかし、その後も両チームに決定機らしい決定機がないまま時計は進み、前半終了。1点ビハインドで折り返した新潟は後半開始からMF平松宗に代えてMF成岡翔を投入した。

 先制後、なかなか決定的なチャンスをつくれずにいた川崎Fだが、後半13分に個人技で追加点を奪う。右サイドでボールを受けたレナトがドリブルで仕掛け、MF山本康裕、DFコルテースをかわしてPA内に進入。そのまま左足でゴール左隅に流し込み、2-0とリードを広げた。

 2点を追う展開となった新潟は直後の後半14分、FW田中達也に代えてFW山崎亮平を投入した。しかし、流れは変わらない。川崎Fは後半26分、森谷のスルーパスに抜け出した大久保が右足で流し込み、3-0と突き放した。

 新潟は後半28分、山本に代えてFW指宿洋史を投入し、交代カードを使い切る。同38分にハーフウェーライン付近からドリブルを開始したFWラファエル・シルバがそのままフィニッシュまで持ち込み、右足でシュート。個人技で1点を返すが、川崎Fも後半42分、途中出場のDF武岡優斗のスルーパスに反応した大久保がこの日2点目となるゴールを決め、4-1と勝利を決定づけた。新潟は鳥栖との開幕戦(1-2)以来、3試合ぶり今季2敗目。川崎Fは新メインスタンドの完成した等々力陸上競技場で今季ホーム初勝利を飾った。

(取材・文 西山紘平)

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