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[MOM340]駒澤大GK積田景介(4年)_6失点の“悪夢”から1年…好セーブ連発で勝利導く

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[大学サッカー・マン・オブ・ザ・マッチ]
[4.5 第89回関東大学リーグ 駒澤大2-1桐蔭横浜大 駒沢]

 守護神たる活躍をみせた。駒澤大GK積田景介(4年=市立船橋高)は15本のシュートを打たれながらも、好セーブを連発。桐蔭横浜大を最小失点に抑えると、開幕戦での白星獲得に貢献した。

 昨年度の開幕戦では、背番号21をつけて先発した積田だったが、専修大に0-6の完敗。その後の前期リーグ戦で出番を与えられることはなかった。そして、「悔しい思いをした」ときから1年。この日迎えた2015年の開幕戦、背番号1を背負った積田は先発すると、堂々の活躍でチームを勝利へ導いた。

 この日の駒澤大は主力選手に故障者が続出。DFラインにはリーグ戦の経験が少ない4選手が並んだ。試合前にはチームメイトのFW菊池将太(4年=浦和東高)から、「積田のところで何点か止めないと勝てない」と声をかけられていたという。そして臨んだ一戦。積田は横っ飛びで相手のシュートを弾くなど、決定的なシーンを冷静に防いだ。

 しっかりと結果を残したGKは「今日は自分の役目は果たせた」と笑顔を見せながらも、「まだリーグ戦なので、次に向けてしっかりと準備をしたい。修正するべき点は山ほどあるので。次へ向けてしっかりと気持ちを切り替えていきたい」と表情を引き締めた。

 試合後、敵将・八城修監督は「普通でいえば5、6本入ってもおかしくなかったが、相手のGKが素晴らしかった」と脱帽。駒澤大の秋田浩一監督は「うちに来て、こういう活躍は初めて」と冗談交じりに微笑んだ。

 市立船橋高の3年時には、第90回全国高校サッカー選手権で9年ぶり5回目の優勝を果たした積田。しかし、大学進学後は思うような結果を残すことはできずに最終学年を迎えた。そんな積田を指揮官は「高校時代は優勝していたし、元々そういう(活躍する)力、持っている力はある。なかなか上手くいかなかったが、今日のように噛み合えば」と言い、「今日の勝利が彼に与える影響は大きいのでは」と目を細めた。

 MOM級の活躍をみせた守護神だが、自身の出来を問われると「60点くらい。ぎりぎり“単位認定”という感じ」と苦笑い。後半アディショナルタイム4分の失点シーンを例に挙げ、「マーキングのところだったり、シュートへの準備が遅れて動けなかった。マークの確認をしっかりしないといけないし、いい体勢でクロスを上げさせないことが大事。コーチングの部分で足りないのがあった」を課題を話す。 

 とはいえ、チームは最小失点の勝利で開幕白星発進に成功した。この勝利で勢いに乗り、勝ち点3を重ねていきたいところ。輝かしい結果で終わった高校生活から一転した大学生活。酸いも甘いも知り、最終学年となった守護神がここから逆襲をみせる。

(取材・文 片岡涼)

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