「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」レギュラー取り狙う食野、山中も躍動、G大阪ユースが5発V
[3.15 アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ順位リーグ G大阪ユースA 5-1 横河武蔵野FCユース J-GREEN堺]
フットボールと「ガチ」で向き合うユース年代のプレーヤーたちが自身とチームの成長を目指す第1回「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」関西大会は3月15日、順位リーグを行い、優勝を懸けたガンバ大阪ユースAチーム対横河武蔵野FCユース戦は5-1でG大阪ユースが勝ち、頂点に立った。
G大阪ユースはこの日の第1試合(対東海学園高、2-0で勝利)でフル出場したMF市丸瑞希主将やU-18日本代表MF堂安律が不在。前半は横河武蔵野FCユースにゴールを脅かされたが、それでもギアの上がった後半に、連戦の疲れが見える相手を突き放して優勝した。市丸は「楽しくできた。チームとしては勝負にこだわってやっていた。結果もついてきて負けなかった」と納得の表情で大会の感想を述べた。
試合は前半、FW山中海斗の右足シュートで先制したG大阪ユースに対し、横河武蔵野FCユースもMF梅原陸のゴールで追いつく。だがG大阪ユースは後半、右サイドの角度のない位置からMF食野亮太郎が「前の練習試合とかでああいうシーンで弱気になって、中にいる武田君とかマイナスのパスばっかりで捕まっていたので、きょうはニア上に(シュート打って)行きたいなと思っていたから良かった」とGKの頭上へファインショットを叩き込む。さらにFW武田太一のプレスが相手のミスを誘うと、FW宮森祐希が左足シュートをねじ込んで3-1。終盤には縦パスで抜け出した山中がGKをかわして4点目を決め、終了間際にも右サイドを突いた山中の折り返しを武田が右足で決めてダメ押した。
後半、点差をつけられた横河武蔵野FCユースだが、増本浩平監督が「楽しかったです。思ったよりもやれましたね」と振り返ったように十分に渡り合うだけの強さを見せた。特に前半は注目の快足アタッカー、太田翔のスピードが脅威に。左サイドから相手の脇腹へ切れ込み、16分にはDF間を抜け出して一気にPAまでボールを運んだ。そして21分には太田の突破から梅原が決定的なシュートを打ちこむシーンもあった。ボールを握る時間も長くすることができていた横河武蔵野FCユースだが、指揮官は「ごまかしているだけでゴール前に運べていないし、効果的に運べていない。こんな相手でもただ失わないだけではなくて、何のために失わないのか考えて欲しい」。後半耐えきれなくなったディフェンス面の向上も課題。そして、よりゴールを奪うための術を考え、身に着ける必要性を口にした。
一方のG大阪ユースはこの試合、キャプテンマークを巻いた左SB初瀬亮やCB松岡秀平、1ボランチで起用されたDF吉岡裕貴、10番MF岩本和希、U-18日本代表FW高木彰人ら実力者たちがレベルの高いパフォーマンス。そしてチャンスを得た山中や「プレミア、クラブユース、Jユースでスタメンで1試合でも多く出たい」という食野がアピールに成功した。トップチームに何人昇格するか注目集まる主軸たちが不在でも、そのすぐ下にいる選手たちが結果を残している。今年初めてフルメンバーが集まった中での「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」だったが、プレミアリーグWESTの本命とも言える存在が堂々の戦いぶりで優勝を飾った。
それでも梅津博徳監督は「チームとしてまだ機能していないです。今回は来ていますけれど、(トップチームとの兼ね合いによって)来れないヤツも出て来るかもしれない。また関東遠征(3月)で大学生とやって頑張ってきます。格上との試合で自分たちのどのようなスタイルを出していけるのか。ゲームを重ねていって問題を起こして、修正してという環境を用意できたら」と強化プランを語っていた。
現在3年生の主力はG大阪ジュニアユースに所属していた中学1年生時に梅津監督が指導している世代だ。指揮官が「正直、中1からずっと強いと思っていた。(改めて)良かった年だったなと」という現3年生たちは中学3年時に中学3冠を達成し、今年、トップチーム昇格や高校年代3冠という目標を掲げている。もちろん、まだまだ課題はあるが、意欲を持って、高い目標を掲げてスタートしているG大阪ユース。フットボールと「ガチ」で向き合う選手たちは、貪欲に努力を続けてそれぞれが掲げた目標を達成する。
[写真]後半、G大阪ユースは食野が豪快な勝ち越しゴール
(取材・文 吉田太郎)
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フットボールと「ガチ」で向き合うユース年代のプレーヤーたちが自身とチームの成長を目指す第1回「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」関西大会は3月15日、順位リーグを行い、優勝を懸けたガンバ大阪ユースAチーム対横河武蔵野FCユース戦は5-1でG大阪ユースが勝ち、頂点に立った。
G大阪ユースはこの日の第1試合(対東海学園高、2-0で勝利)でフル出場したMF市丸瑞希主将やU-18日本代表MF堂安律が不在。前半は横河武蔵野FCユースにゴールを脅かされたが、それでもギアの上がった後半に、連戦の疲れが見える相手を突き放して優勝した。市丸は「楽しくできた。チームとしては勝負にこだわってやっていた。結果もついてきて負けなかった」と納得の表情で大会の感想を述べた。
試合は前半、FW山中海斗の右足シュートで先制したG大阪ユースに対し、横河武蔵野FCユースもMF梅原陸のゴールで追いつく。だがG大阪ユースは後半、右サイドの角度のない位置からMF食野亮太郎が「前の練習試合とかでああいうシーンで弱気になって、中にいる武田君とかマイナスのパスばっかりで捕まっていたので、きょうはニア上に(シュート打って)行きたいなと思っていたから良かった」とGKの頭上へファインショットを叩き込む。さらにFW武田太一のプレスが相手のミスを誘うと、FW宮森祐希が左足シュートをねじ込んで3-1。終盤には縦パスで抜け出した山中がGKをかわして4点目を決め、終了間際にも右サイドを突いた山中の折り返しを武田が右足で決めてダメ押した。
後半、点差をつけられた横河武蔵野FCユースだが、増本浩平監督が「楽しかったです。思ったよりもやれましたね」と振り返ったように十分に渡り合うだけの強さを見せた。特に前半は注目の快足アタッカー、太田翔のスピードが脅威に。左サイドから相手の脇腹へ切れ込み、16分にはDF間を抜け出して一気にPAまでボールを運んだ。そして21分には太田の突破から梅原が決定的なシュートを打ちこむシーンもあった。ボールを握る時間も長くすることができていた横河武蔵野FCユースだが、指揮官は「ごまかしているだけでゴール前に運べていないし、効果的に運べていない。こんな相手でもただ失わないだけではなくて、何のために失わないのか考えて欲しい」。後半耐えきれなくなったディフェンス面の向上も課題。そして、よりゴールを奪うための術を考え、身に着ける必要性を口にした。
一方のG大阪ユースはこの試合、キャプテンマークを巻いた左SB初瀬亮やCB松岡秀平、1ボランチで起用されたDF吉岡裕貴、10番MF岩本和希、U-18日本代表FW高木彰人ら実力者たちがレベルの高いパフォーマンス。そしてチャンスを得た山中や「プレミア、クラブユース、Jユースでスタメンで1試合でも多く出たい」という食野がアピールに成功した。トップチームに何人昇格するか注目集まる主軸たちが不在でも、そのすぐ下にいる選手たちが結果を残している。今年初めてフルメンバーが集まった中での「アンブロGACH1-TR【ガチトレ】キャンプ」だったが、プレミアリーグWESTの本命とも言える存在が堂々の戦いぶりで優勝を飾った。
それでも梅津博徳監督は「チームとしてまだ機能していないです。今回は来ていますけれど、(トップチームとの兼ね合いによって)来れないヤツも出て来るかもしれない。また関東遠征(3月)で大学生とやって頑張ってきます。格上との試合で自分たちのどのようなスタイルを出していけるのか。ゲームを重ねていって問題を起こして、修正してという環境を用意できたら」と強化プランを語っていた。
現在3年生の主力はG大阪ジュニアユースに所属していた中学1年生時に梅津監督が指導している世代だ。指揮官が「正直、中1からずっと強いと思っていた。(改めて)良かった年だったなと」という現3年生たちは中学3年時に中学3冠を達成し、今年、トップチーム昇格や高校年代3冠という目標を掲げている。もちろん、まだまだ課題はあるが、意欲を持って、高い目標を掲げてスタートしているG大阪ユース。フットボールと「ガチ」で向き合う選手たちは、貪欲に努力を続けてそれぞれが掲げた目標を達成する。
[写真]後半、G大阪ユースは食野が豪快な勝ち越しゴール
(取材・文 吉田太郎)
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