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今年の高体連有力校、立正大淞南の新エースFW井上「チームを助けて、仕事のできる選手に」

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 今年の高体連有力チームのひとつ、立正大淞南高(島根)の新エースFW井上直輝(新3年)は中国高校新人戦を怪我のために欠場。だが復帰したサニックス杯(3月)では攻撃の柱として前線でのボールキープ、馬力のあるドリブルなどで躍動した。昨年の全国総体では2戦連発。選手権予選決勝でも決勝点を挙げるなど、上の世代でも活躍してきたストライカー。今年のジャパンユースサッカーリーグでは、同じく今季の注目校である桐光学園高戦や流通経済大柏高戦で、決勝ゴールや決勝アシストをする活躍を見せるなど、トップレベルの相手でも決定的な仕事をしている注目FWが今季への意気込みを語った。

●立正大淞南FW井上直輝(新3年)
―サニックス杯で怪我から復帰。予選リーグのパフォーマンスを振り返って
「全然ダメです。自分の役割って言うのは前線でボール収めて、そこからなんですけど、味方が追い越してくれているのに失ってカウンター食らったりしている」

―怪我明けで感覚がズレているのもある?
「それもあると思うんですけど、怪我とかじゃなくて自分がもっとやらなければならない」

―中国新人大会は自身がいない時に優勝した
「焦って、自分がいなくて結果も出ていたのでポジションなくなるんじゃないかって思いました」

―自分の役割とは?
「前線でボールを収めて起点になって、そこからゴールを狙っているところだと思います」

―DF1人、2人いても剥がして前へ前へ行くイメージがあるし、それを実行している
「そのイメージは持っているので、前でボール持って打開しに行こうとは思っています」

―クロスボールに合わせるのも上手い
「それは意識して、身体を倒して打つっていうのを意識している」

―ヘディングも自信があるのでは?
「ヘディングも今年になってから競り勝てるようになってきた」

―今年の目標は?
「今年の目標は日本一しか狙ってなくて、そのためにどうするかということを常に考えていきたいです」

―将来的にはどのような選手になることが理想?
「チームがしんどい時に点取って勝たせられる選手になりたい」

―自分がエースとしてと、いう想いもある
「そう思ってやっています。(背番号)「17」にならなくてもチームを助けて仕事のできる選手になりたいです」

(取材・文 吉田太郎)

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