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大分2種登録の注目FW吉平翼、U-18チームの仲間たちと「いい思い出がたくさんできるように」

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 4月11日に開幕する高円宮杯プレミアリーグWEST。今季初参戦する大分トリニータU-18のエースストライカーがFW吉平翼(新3年)だ。技術はもちろん、ガッツあるプレーでゴールを連発するFWは献身的な守備も特長。すでにトップチームへ2種登録されており、活動場所を変えているFWは3月末のU-18日本代表候補合宿に追加招集された。双子の兄、DF吉平駿とともに臨む高校最終年。注目FWが今季にかける意気込みを語った。

●大分U-18FW吉平翼(新3年)
―今年は勝負の一年
「自分がユースになってから成長できたというのは凄く感じている。監督の哲さん(山崎哲也監督)の1年目がボクが入った年で、哲さんには自分のサッカー感を上げてもらって、育ててもらった思いが強い。恩返しっていう部分も含めてですけど、ボクらの代はサッカーに対して熱い選手が多いのでそういう選手たちとサッカーをやっているのは楽しいですし、いろいろな全国大会で結果を出して、プレミアでも良い戦いをしてみんなで喜びを分かち合って、いい思い出がたくさんできるようにしたい」

―山崎監督は今年のウリは団結力と話していたけれど
「いい面は団結力ですけど、歯車が狂ってブレるとガタっとくることがあるので、そういう面をなくしていくことはもちろんやっていかないといけない。けれども、チームが一体となった時の迫力というのはどこのチームにも負けない自信を持っています」

―そのチームの中で自分自身の役割とは
「1年目からFWとして勝負させてもらっているので、ゴールというのが求められると思っていますし、ゴールをたくさん決めることもそうですけど、チームを1番前で引っ張るというのは守備の時も前から自分がスイッチ入れて味方をたくさん助けられるように、献身的にやるっていうのもひとつ。献身的にやるっていうことと、得点というのは自分の中でふたつテーマを持ってやっています」

―去年は怪我もあった
「去年は怪我が多くて、シーズン序盤のところも脳震盪で3試合休んでチームに迷惑かけたというのがある。それでも全国大会とか大事な試合に出させてもらって自分も貴重な経験ができた。(先輩たちが)いろいろな経験をさせてくれた。苦しい1年でしたけれど、怪我をしたからこそ経験できたと思っています」

―トップチームで感じたことは
「プレッシャーも違いますし、相手のフィジカルも全然違う。トップチームで感じたことを味方にも還元できたらいいなと思っています」

―去年は3人がU-18チームからトップチームへ昇格。もちろん今年は自分の番
「来年トップチームにいるってことが最終的なものではないですけど、今年一番の目標ではあります」

―代表への意欲は?
「ボク代表とか1回も入ったことがないので(この後、追加招集でU-18日本代表候補合宿に参加)、日本を背負ってというのは、将来的にはもちろん代表でプレーしたいというのはある。(アンダー)17は(早生まれの)ボクの代でもあるので、ボクを呼ばなくて後悔させてやろう、アイツ良い選手だなと言わせるのは(サニックス杯の)ひとつ目標ではあります」

―プレミアリーグの位置づけは
「トップチームでの練習だったりは自分の中で上手くいかないことが多い。レベルが上がるので。プレミアに帰ってきた時は今回のサニックス(カップ、3月)もそうですけど、結構余裕を持ってできるので、自分が成長できていると実感できている場でもありますし、そこで結果を出して勝利に貢献したいと思っています」

(取材・文 吉田太郎)

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