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[コマスポ]駒澤大、慶應義塾大に無念の敗戦:第2節

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ1部・第2節は4月12日、駒沢オリンピック公園総合運動場陸上競技場で駒澤大慶應義塾大が行われた。開幕戦を2-0で桐蔭横浜大に勝利し、幸先の良いスタートを切った駒大。しかし、今節対する慶應大も、初戦を3-0で法政大を抑え込んだ。ここで再び白星をあげ連勝で勢いづけたかったが、1-2という結果で無念の敗北となった。

 初戦怪我の為不在だった主将の中村駿(4年=習志野高)が復帰し、チームにピリリとした雰囲気が流れていた。その横で駒大と慶応大の熱い応援合戦が繰り広げられるなか、前半キックオフ。サイド攻撃を中心に果敢にゴールに迫るが、相手DFの素早いチェックに翻弄され、なかなかチャンスを作ることが出来ず苦しい時間が続く。そして29分、裏に抜け出され崩されたところを冷静に決められ、先制点を与えてしまう。勢いに乗った慶応大は36分、DFが手薄になったところに綺麗に頭で合わせ、さらに追加点をあげる。その後もあわや失点という場面が何度かあったが、なんとか守りきり0-2で前半を折り返す。

 後半開始直後の50分、平野篤志(4年=大宮ユース)のCKのこぼれ球をゴール前で混戦に持ち込むが、惜しくもゴールを割ることが出来ない。その後相手は守りの体制に入ったのか、駒大の攻撃が徐々にみられるようになる。そして71分、平野のFKをゴール前にいた宮坂瑠(2年=三浦学苑高)が頭で押し込み1点差に追いつく。しかしその後はここぞという大きなチャンスをつくれず、試合は平行線のまま流れ、駒大はリーグ開幕後初の敗戦となった。

 前半は完全に相手にペースを握られていたが、後半は巻き返せるチャンスがあったように見えた。これについて秋田監督は、「不完全燃焼」と端的に表した。DFの種岡岐将(3年=市立船橋高)も、「後半からもう一回自分たちのサッカーをしようと言っていたが、徹底できなかった。しっかりした守備・速いサイド攻撃など監督から言われたことを徹底していれば1、2点は入っていた」と悔やんだ。

 今節の決定的な敗因は、駒大のサッカーが徹底できていなかったということだろう。次節までの時間は限られているが、ここでしっかり切り替えて自分たちのサッカーを見つめなおして欲しい。

(文 駒大スポーツ 小金沢遥)
(写真 駒大スポーツ 向江凌理)

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