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日本勢一番乗り!柏の2年ぶりACL16強入りが決定!!

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[4.22 ACLグループリーグ第5節 柏3-2全北現代 柏]

 勝てばAFCチャンピオンズリーグ(ACL)決勝トーナメント進出が決まるE組2位の柏レイソルは、同組首位の全北現代(韓国)をホームに迎えた。グループ最多得点(11点)の柏と、グループ最少失点(2失点)の全北現代による一戦は、柏が前半だけで3ゴールを奪う一方的な展開に。全北現代の追撃をかわした柏が、ベスト4入りした13年以来となる決勝トーナメント進出を決めた。

 中5日ながら、2戦連続で日立柏サッカー場で戦う柏は、DF藤田優人が今季公式戦発出場。16日のJ1第6節鹿島戦(1-3)で敷いたダブルボランチの布陣から、本来のアンカーを置く4-1-2-3に戻し、3トップは、FW工藤壮人を頂点に、右にFWクリスティアーノ、左にFW武富孝介が入った。
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 ボールホルダーに対して圧力をかける全北現代を尻目に、パスワークで勝る柏が立ち上がりから主導権を握る。戦前、全北現代のパワーを警戒していた柏の選手だが、球際でも強さを見せると、5分には藤田がDFとGKの間に鋭いボールを送ってチャンスをつくった。さらに9分、FWクリスティアーノが得た右CK、DF輪湖直樹のボールをDFエドゥアルドがヘディング。エドゥアルドの公式戦2試合連続がネットを揺らし、柏が先行する。

 先制から7分後にはミスからFWイ・ドングッに決定機を許したものの、攻守における1対1の場面でことごとく先手を取る柏がさらにチャンスをつくり出す。20分、FW武富孝介がドリブルで仕掛けて1人かわすと右足を一閃。リードは2点に広がる。

 柏の右サイドを独壇場としたクリスティアーノ。27分には藤田とのパス交換でサイドを突破すると、PAに侵入し左足で追加点を狙うが、これはDFに阻まれてしまう。それでも39分、ドリブルで2人を抜き去ると、右サイドからDFとGKの間に鋭いクロス。これを武富が押し込み、柏がリードを3点に広げる。

 前半だけで3点を献上した全北現代は、後半開始と同時に2選手を投入。柏ゴール前での場面を増やすと、途中出場のDFイ・ギュロのクロスから、イ・ドングッが鮮やかなバイシクルシュートを決めて1点を返す。

 後半32分までに3つの交代枠を使い切った柏が逃げ切りを計るが、全北現代のパワープレーに押し込まれる時間が続く。すると、同36分には再びイ・ドングッにゴールを許し1点差まで詰め寄られてしまう。それでも柏がリードを守り切り、3-2で勝利をおさめた。

 グループリーグ1試合を残し、無敗(3勝2分)で16強入りを決めた柏は、当該成績で全北現代を上回る(1勝1分)ため首位での突破が決定。決勝トーナメント1回戦でG組の2位と対戦する。

(取材・文 奥山典幸)

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