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関根の今季初弾&武藤の2戦連発!! 無敗の浦和が名古屋撃破で首位キープ

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[4.25 J1第1ステージ第7節 浦和 2-1 名古屋 埼スタ]

 J1は25日、第1ステージ第7節を行い、埼玉スタジアムでは無敗で首位の浦和レッズと2連勝中で8位の名古屋グランパスが対戦し、浦和が2-1の勝利を収めた。7戦5勝2分と無敗を継続させた浦和は首位をキープしている。

 ホームの浦和は前節横浜FM戦と同じ11人がスターティングメンバーに名を連ね、一方の名古屋は前節からDF本多勇喜とFW松田力に代えてDF牟田雄祐とFWノヴァコヴィッチを先発起用してこの一戦に臨んだ。[スタメン&布陣はコチラ]

 ホームの浦和が前半17分に好機を作り出す。GK西川周作のゴールキックの流れから右サイドを駆け上がったMF関根貴大がグラウンダーのクロスを送る。しかしボールに反応したFWズラタンのシュートはGK楢崎正剛にセーブされて、先制点を奪うには至らなかった。対する名古屋は時おりカウンターからゴールに迫ろうとするが、自らのミスでなかなかシュートまで持ち込めない時間帯が続いた。

 前半28分にはFW永井謙佑の浮き球のパスをノヴァコヴィッチがヘッドで落とすと、フリーでボールを受けたMF川又堅碁がネットを揺らすも、これはオフサイドの判定でノーゴール。そしてスコアレスのまま迎えた前半39分に浦和が先制点を叩き込む。

 DF森脇良太の縦パスをFWズラタンが関根へ浮き球のパス。関根がヘッドで折り返そうとしたボールは相手DFにカットされるが、こぼれ球に反応した関根自身がドリブルで持ち出すと左足で決めてスコアを1-0とした。さらに前半アディショナルタイムにはMF宇賀神友弥の鋭いパスからPA内に侵入した関根が追加点を狙うが、これは楢崎の守備範囲に飛んでしまった。

 1点のビハインドを背負って後半を迎えた名古屋は、MF小川佳純に代えてFW小屋松知哉を投入して流れを変えようと試みる。しかし、浦和が立て続けにシュートチャンスを創出する。後半3分、MF阿部勇樹のパスを右サイドで受けたMF梅崎司のグラウンダーのパスをMF武藤雄樹が右足で狙うも、シュートは相手DFにブロックされた。さらに同5分には宇賀神のクロスに反応したズラタンがダイレクトで合わせるもネットを揺らすには至らなかった。

 後半6分にはカウンターから小屋松が相手DFを置き去りにして独走を試みるが、飛び出した西川のスライディングに阻まれてシュートまで持ち込めなかった。すると同7分、浦和が追加点を記録する。右サイドから上げた梅崎のクロスはニアサイドの阿部にこそ合わなかったものの、中央に走り込んだ武藤が詰めてリードを2点差に広げた。

 名古屋は後半15分にノヴァコヴィッチに代えてMF磯村亮太を投入し、アウトサイドに配置されていた永井をシャドーへ、シャドーに配置されていた川又を最前線へと移した。しかし、主導権を握る浦和の流れは変わらない。同27分には左サイドの宇賀神のクロスを、途中出場のFW李忠成がオーバーヘッドでゴールを脅かしたが楢崎に弾き出された。

 その後、後半アディショナルタイムにMF田中輝希が決めて名古屋が1点差に詰め寄るも、そのまま逃げ切った浦和が2-1の勝利を収めた。

(取材・文 折戸岳彦)
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