beacon

3連敗でサポーターからブーイングを浴びた湘南DF遠藤「今日はミスが多過ぎた」

このエントリーをはてなブックマークに追加

[4.25 J1第1ステージ第7節 横浜FM3-0湘南 日産ス]

 昨シーズン、9試合を残して史上最速のJ1昇格を決めた湘南ベルマーレだが、J1の舞台では苦しんでいる。第5節のFC東京戦(0-1)、第6節のG大阪戦(0-2)に続き、25日の横浜FM戦にも0-3で敗れ、3試合連続ノーゴールで3連敗。試合後には、横浜FMの選手から「ボールを持たれても、怖さがなかった」という言葉も聞かれた。

 DF遠藤航は、「今日はミスが多過ぎた。前の意識がないわけではないが、その精度が悪いと思う。相手もミスを待つような守り方をしている」と言い、その要因として相手が湘南の対策を練ってきていると続けた。

「カウンターをまず抑えているのはあると思います。先に点を取られたときとか、今日も最後に取られた2点は、前に出たところのカウンターでした。そういうところを狙っていたと思いますし、そのバランスは考えていたつもりですが、攻撃に出て行ったときのリスクマネジメントが、最後の方は崩れていたかなと思います」

 試合途中から遠藤はアンカーの位置に入り、パスを捌き、クロスバーを叩くシュートも放った。それでも、遠藤は納得していない。「もう一歩というか、縦には付けているけど、そんなに怖さはなかったと思う。自分のところから裏を狙うパスを出すのは難しかった。縦に入ったときに、もう少し人が絡むようにしないといけないと思う」と反省する。

 3連敗を喫した中で、チームは守備から試合に入る戦い方に立ち返るべきだと遠藤は言う。「やっぱり失点をしてしまっているので、今日も立ち上がり(9分)にやられましたけど、試合の入り方だったり、前への意識は悪くないけど、もう少ししっかり守る意識が全体に合ってもいいと思う。そこは難しい所で、前に行きながらも、後ろで守るところはブロックをつくって守るっていう判断をもっと早くしないと、遅れるときは隙を突かれるという印象です」と、J1の難しさを再認識した。

 試合後にはゴール裏のサポーターからブーイングを浴びたが、「3連敗をしていますし、今日も内容が良いわけではなかったので。僕らは切り替えてやるだけ。連戦なのでコンディションをしっかり整えて、次の試合に勝てるようにしたい。やり方は変えないし、今は我慢するところ。気持ちをどうポジティブに持って行くかが大事だと思う。落ち込み過ぎず、良い雰囲気で試合に臨むことが大切」と、前向きに語った。

(取材・文 河合拓)
▼関連リンク
[J1]第1ステージ第7節1日目 スコア速報

TOP