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完勝の浦和、MF柏木「最後の失点以外はいい内容」

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[4.25 J1第1ステージ第7節 浦和 2-1 名古屋 埼スタ]

 スコアこそ2-1と1点差だが、内容では完勝だった。序盤から主導権を握った浦和レッズは前半39分にMF関根貴大のゴールで先制すると、後半7分にMF武藤雄樹の得点でリードを広げ、名古屋の反撃を後半アディショナルタイムの1点に抑えた。ボランチとして先発出場したMF柏木陽介は、「最後の失点以外はいい内容で終われました」と充実の表情を見せた。

 攻撃時にはテンポ良くパスをつないで名古屋ゴールに迫る。細かいタッチ数でつながれるパスに名古屋守備陣は後手に回り、浦和は多くのシュートチャンスを生み出すことに成功した。柏木は「味方同士の距離感が良かったし、ワンタッチではたくところと収めるところのメリハリが良くできていたと思う」と距離感と判断の良さが好連係につながったと話した。

 そして、未勝利でGL敗退という屈辱を味わったACLから学んだことを、この試合で生かせたとしている。ACLでは球際の勝負で後手に回る場面が目立ち危機を迎えることがあったが、この日はチームとして球際での執念を見せ、セカンドボールの回収で上回って主導権を握り続けた。

「ACLではセカンドボールを取れない場面も多く、その反省がありました。今日は一人ひとりがしっかりと球際で戦えていたし、(ボールとは)逆サイドのシャドーを絞らせるのを心掛けて、(コンパクトになるように)声を掛けていました。それがセカンドボールを拾える要因になったし、そこから二次攻撃につなげられました」

 完勝となった名古屋戦だが、「最後の失点」を反省点として挙げるだけでなく、「欲を言えばもう少し点を取れるチャンスがあったと思う」とどん欲な姿勢も示した。首位を盤石なものにするためにも、チームとしてさらなる高みを目指していく。

(取材・文 折戸岳彦)
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