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大久保が憧れのカズに並ぶ通算139ゴール!カズダンスは「超えたら」

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[4.25 J1第1ステージ第7節 川崎F3-0甲府 等々力]

 FW大久保嘉人が前半38分に奪った先制点が、結局川崎フロンターレの決勝点となった。MF中村憲剛からのパスを受けたFW小林悠は、PAで甲府DFに引っ掛けられたように見えた。しかし、笛は鳴らず。ボールが再び中村の元へ戻ると、すぐさま大久保へとスルーパスを送った。「ボールを見てなくて。PKだと思って。憲剛さんのほうを見たら(パスを)出してたので」。中村から「嘉人にぶつけちゃえ」というほどの鋭いパスをもらった大久保は、トラップすると右足でゴールに流し込んだ。

 そして大久保のこのゴールには、もうひとつ大きな意味がある。J1通算139点目。中山雅史氏(157得点)、マルキーニョス(149得点)、佐藤寿人(146得点)に次ぐこの記録で、大久保は子ども頃からの「憧れの人」だという三浦知良と肩を並べた。

 139点のうち川崎Fに加入してからの2年強でちょうど50点。2年連続で得点王を獲得し、川崎Fにきてからわずか72試合で50ゴールとハイペースでゴールを量産している。「みんな本当にサッカーを知ってる。こっちからしたら助かりますよ」。大久保はチームメイトへの感謝を述べていた。

 次戦の柏戦は、再びホーム・等々力競技場で戦うことができる。「家で1人で練習してます(笑)」というカズダンスは、「140点で(カズの記録を)超えたら」お披露目する予定。注目の一戦は、29日14時キックオフだ。

(取材・文 奥山典幸)

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