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汚名返上を期す徳島MF内田、SH転向が生みだす“ゴールの予感”

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[4.26 J2第9節 横浜FC1-1徳島 ニッパツ]

 徳島ヴォルティスは前半31分、MF斉藤大介の縦パスにMF内田裕斗が反応。角度のないところだったが、右足を振り抜き、ゴール左隅に蹴り込んだ。内田は「GKのポジション見て、冷静にいいコースに打てた」と会心のゴールを振り返った。

 汚名返上のゴールだった。内田は11日に行ったJ2第7節の水戸戦後にサポーターと口論になったことで、クラブから厳重注意処分を受けた。試合後にツイッター更新して謝罪していた内田だが、クラブを通じ改めて謝罪。この日も試合後に「プレーで返すしかない」と話すなど、反省の色は強い。

 前節の京都戦は「張り切りすぎてしまった。自分の思うようなプレーが出来なかった」と話したが、きょうに関しては「チャレンジ出来たかな」と手ごたえを口にする。「あとは質を上げていきたい」と前を向いた。

 今季よりG大阪から期限付き移籍で加入している内田。DF登録だが、徳島移籍後はSHとしてプレーする機会が増えている。その影響で“ゴールの予感”を感じることが多くなったと話す。この日も試合前にMF廣瀬智靖に“ゴールの予感”があることを告白。「どんどんシュートを打てと言ってくれた」と嬉しそうに明かした。

 ただ、満足はしてない。チーム最多のシュート4本を放った内田は、「もう2点くらいは取れたと思う」と反省を口にする。最後は「勝利に繋がるゴールが取りたい」と貪欲な姿勢を見せた。

(取材・文 児玉幸洋)
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