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「15歳のように楽しんでいる」37歳トニ、得点ランク2位タイに 監督は「ドーピング検査に呼ばないでくれ」

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 ベローナFWルカ・トニが、26日のセリエA第32節サッスオーロ戦で2得点を記録した。37歳のベテランは、まだまだ元気なようだ。

 守護神退場で10人となったにもかかわらず、先制に成功したベローナは、オウンゴールで同点となり迎えた後半、トニの2ゴールで勝負を決めた。1点目はスルーパスに反応しての得点、2点目はドリブルでDF2人を翻ろうしてのゴールだ。終了間際に1点を返されたベローナだが、残り1点のリードを守って逃げ切った。

 トニはこれで今季17得点。インテルFWマウロ・イカルディと並んで得点ランク2位タイとなり、ユベントスFWカルロ・テベスを1ゴール差で追っている。また、ベローナでの2シーズンでリーグ戦合計37得点とクラブレコードを更新した。

 試合後、トニは次のように胸を張った。イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』が伝えている。

「素晴らしい日になった。ゴールを決めて、チームを助けたかったんだ。クラブの歴史に名を残せてうれしい。可能なら、去年の記録(リーグ20得点)も上回りたいね。正直、今日の2点目は素晴らしかったと思う」

「僕は小さな田舎町から世界の頂点に立った。38歳になる今でも、まだ15歳の少年のように楽しんでいる。いろいろ言われたよ。例えば、去年の得点は(現ローマFWフアン・マヌエル・)イトゥルベのおかげだとかね。でも、今年は彼がいないけど、僕は変わらずゴールを決めている。将来? 近く会長と話す。刺激と意欲があるうちは、サッカーを続けるよ」

 一方、ベローナのアンドレア・マンドルリーニ監督は、次のように冗談を交えてトーニをたたえた。

「ルカをドーピング検査に呼ばないでくれよ(笑)。あんなゴールを決められるのは、彼だけだ。彼は、チームが彼のためにプレーするのに値する選手だ。2年で37ゴール。素晴らしいよ」


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