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失点にも絡み無念の途中交代…香川「苦しかった」

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[4.28 DFBポカール準決勝 バイエルン1-1(PK0-2)ドルトムント]

 DFBポカール(ドイツ国内杯)は28日、準決勝を行い、MF香川真司の所属するドルトムントは敵地でバイエルンと対戦し、1-1のまま突入したPK戦を2-0で制し、決勝進出を決めた。

 香川はトップ下で先発したが、得点に絡めず、0-1の後半25分に交代。前半30分には自分のパスがカットされてカウンターを受け、失点につながった。チームは交代後に同点に追いつき、PK戦にもつれ込む激闘を制したが、香川自身は不完全燃焼に終わった。

「想像以上に走らされたというか、前半は特に(守備が)ハマらなかったというのがあって、ボールの取りどころがハッキリしなかった。取ったあともなかなか数的優位をつくれず、雑になったし、苦しかったというのが本音。その中で失点してしまったので苦しかった」

 リーグ戦での対戦時はマンツーマン気味にマークしたMFシャビ・アロンソがこの日はビルドアップ時に最終ラインまで下がり、なかなかプレスがかからなかった。「1対3というか、ラームとボアテングとシャビ・アロンソみたいな感じになって、どう付けばいいのかというのはちょっと難しかった。そこでうまくタメをつくられたし、走らされた感じはあった」と率直に振り返った。

 守備でリズムをつかめず、攻撃も単発になった。「プランとしては細かくつないで、俺がボールを受けて展開していくというのは言われていたので、それは意識したけど、相手のプレスも厳しかったし、なかなか効果的な攻撃はできていなかったと思う」。救いはチームが決勝へ駒を進めたこと。今季限りで退任するユルゲン・クロップ監督の花道を飾るためにも、リーグ戦残り4試合も勝ち続けて5月30日の決勝に弾みを付けたい。


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