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値千金の決勝弾、浦和FWズラタン「素晴らしい形だった」と仲間に感謝

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[5.2 J1第1ステージ第9節 浦和 1-0 G大阪 埼玉]

 流れるような展開だった。首位の浦和レッズと勝ち点差1で追う2位のガンバ大阪による、首位攻防戦は一進一退の攻防が続き、スコアレスのまま試合終盤を迎えた。しかし、後半39分に浦和のストライカー、FWズラタンが試合を動かす。

 中央でボールを持ったFW李忠成が左サイドのMF武藤雄樹にボールを預けると、その外側をMF宇賀神友弥が駆け上がってボールを呼び込む。そして、宇賀神の鋭いグラウンダーのクロスをズラタンが右足で蹴り込んだ。

「僕は正しいタイミングで、正しいポジションにいただけだよ」とゴールシーンを振り返ったズラタンは、お膳立てしてくれたチームメイトの好連係を称賛した。

「李選手が武藤選手にパスを出したときに宇賀神選手が駆け上がっていたね。パスを受けた宇賀神選手はダイレクトでクロスを入れてくれた。クロスの精度も素晴らしかったし、僕がシュートを打つ以前のプレーが素晴らしい形だった」

 G大阪を撃破する値千金の決勝ゴールは、自身にとってリーグ戦での埼玉スタジアム初ゴールとなった。この日は5万3148人の観衆が詰めかけていたこともあり、「満員のホームスタジアムでゴールを決められたことに関して言わせてもらえると、特別な気持ちです。チームに関わってくれる全ての方に対して、素晴らしい勝利だったと思う」と喜びを爆発させた。

(取材・文 折戸岳彦)
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