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全ては海外で活躍するために、年代別代表、高校選抜で世界経験の渡邊凌磨は「NIKE MOST WANTED」も学びの場に

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 この冬の全国高校選手権で前橋育英高の10番を背負い、決勝で勝ち越しゴールを決めるなど活躍したMF渡邊凌磨(前橋育英高→早稲田大)はイギリスの地で将来の活躍へ向けて貴重な日々を送っている。

 渡邊凌は13年U-17W杯で3得点。U-17日本代表のベスト16進出に大きく貢献したMFは、今年4月に日本高校選抜の一員として出場したデュッセルドルフ国際ユースサッカー大会でも3得点を挙げて大会のベストMF賞を受賞した。世界トップレベルでの経験豊富なMFも、世界の若き才能を発掘するスカウトプロジェクト、「NIKE MOST WANTED」グローバルファイナル(イギリス)から学ぶことができていると感じている。

 3日間、トレーニングセッションや合宿生活の中でそのスキル、身体能力から性格、人間性まで評価される「NIKE MOST WANTED」グローバルファイナル。将来、海外でのプレーを目指す渡邊凌は海外でプロを目指す才能たちが集まっているこの戦いでもライバルたちを圧倒するようなテクニックや「ボールを奪いに行くディフェンス」など、攻守においてセンスの高さを示している。

 その彼にとって、外国人コーチからのコーチング、日本語の通じない味方とのコミュニケーション全てを外国語やジェスチャーによって行わなければいけない環境は貴重な経験になっているという。常に頭の中をフル回転させながらのプレー。「コミュニケーションが難しくて自分のやりたいことが通じないというところが一番難しい。言葉はしゃべんなきゃいけないと思ったし、18歳で気づけたのは良かったと思うので、それはしっかりと克服していきたいと思っています。(外国人選手たちとは)サッカー感が違うのでそこで自分がどう活きるのか伝えられたり、求められたら教えたりできればもっと楽しいと思う」。将来、海外での活躍を誓う渡邊凌。もちろん今回のセレクションには合格するために来ているが、最終日のゲームを残した現段階でも十分に将来へ繋がるチャレンジになっていると実感している。

 世代屈指のアタッカーは高校選抜の欧州遠征によって海外のサッカー関係者からの評価を一気に高めた。それでも将来へ向けた不安を抱えている。国内、海外で評価されていても、自分自身がもっともっとやらなければ、目標には届かないという感覚。「これから自分が世界を目指して行くに当たってやるべきことがいっぱい出てきて、本当にできるのかであったりとか、どうすればということもありますし、プロサッカー選手になる以上は『なあなあ』のところで終わりたくない。世界を目指してやって、なおかつどんどん活躍していかないといけない。こういう体験も必要だし、ここで行き止まっているようじゃいけない」。壁に当たりながらもそれを乗り越えて、成長していく構え。世代を代表するタレントとして国内で注目されてきたMFの向上心は計り知れないほど高い。ナイキアカデミー入りを懸けたセレクション最終日も「誰にも負けたくない」「絶対に世界へ」という想いをプレーで表現する。

(取材・文 吉田太郎)

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