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今季7度目の完封劇演出、千葉GK高木「僕はジェフの選手」

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[5.3 J2第11節 千葉 3-0 横浜FC フクアリ]

 横浜FCに3-0の勝利を収めたジェフユナイテッド千葉は、第11節終了時点で7試合目の完封勝利を達成した。そして、最後尾には開幕からスタメンを守り続けるGK高木駿の姿があった。

 横浜FC戦、高木に見せ場らしい見せ場は少なかった。しかし、それは、チームメイトがきっちり仕事をしてくれているからだと強調する。「前線からしっかりボールを追って守備をしてくれていますし、チーム全員が守備の意識をすごく高く持てています。そこまでゴールの近くでプレーされなかったことが、ゼロに抑えられた要因だと思います」。

 昨季、川崎Fから千葉に期限付き移籍で加入。第34節から出場機会を得ると、プレーオフまでゴールマウスを託された。そして、今季は期限付き移籍を延長させて、千葉でプレーすることを選んだ。「昨季終盤から使ってもらえるようになりましたが、今季は最初から出れるという保証はありませんでした。ただ、そこでレギュラー争いを勝ち抜きたかった」と話したように定位置争いを勝ち抜き、開幕から先発フル出場を続けている。

 シーズンを通して試合に出続けたいという気持ちもあったようだが、何よりも昨季プレーオフ決勝での悔しさが残っていると話した。「去年はプレーオフで悔しい思いをしているので、その分、今年に賭ける思いは強いです。レンタルとかは関係なく、僕はジェフの選手です。絶対にこの1年でJ1に上げなければいけないと思っています」。千葉の戦士として2年目を迎えた守護神は、チームを本来あるべき場所に戻そうと奮闘を続ける。

(取材・文 折戸岳彦)
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