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岡崎不発のマインツ敗れる…HSVが2連勝で降格圏脱出

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[5.3 ブンデスリーガ第31節 マインツ1-2ハンブルガーSV]

 ブンデスリーガは3日、第31節を行い、FW岡崎慎司の所属するマインツはホームでハンブルガーSVと対戦し、1-2で敗れた。岡崎は1トップでフル出場したが、2試合連続のノーゴール。ハンブルガーSVが2連勝で降格圏を脱出している。

 クラブ史上初となる2部降格の危機に直面しているハンブルガーSVは4月に今季3度目の監督交代を行い、ブルーノ・ラッバディア新監督が就任。就任2戦目となった前節のアウクスブルク戦(3-2)で連敗を5で止め、10試合ぶりの白星を挙げた。

 1部残留へ連勝を目指すハンブルガーSVの気迫に押されたか、マインツはなかなかチャンスをつくれない。前半30分にはMFエルキン・ソトがMFラファエル・ファン・デル・ファールトと交錯した際、左膝を負傷するアクシデント。そのまま担架で運び出され、MFユヌス・マリと交代した。

 すると前半37分、ハンブルガーSVは右サイドからDFハイコ・ベスターマンが左足でゴール前にクロス。これがクリアしようとジャンプしたMFユリアン・バウムガルトリンガーの頭に当たってコースが変わり、GKの頭上を越えてゴール左上隅に吸い込まれた。

 アンラッキーなオウンゴールで先制を許したマインツは後半24分、岡崎が体を投げ出してつないだボールにMFク・ジャチョルが抜け出すが、左足のシュートは左ポストを直撃。それでも徐々に攻勢を強め、後半31分、右サイドのスペースに飛び出したMFハイロ・サンペリオのマイナスのクロスをマリが左足で蹴り込み、1-1の同点に追いついた。

 ところが、ブンデスリーガの歴史で唯一、降格した経験のない名門が土壇場で勝ち越しゴールを奪った。後半42分、ファン・デル・ファールトの右CKからセカンドボールをMFゴイコ・カチャルが右足ミドルでゴール右隅に流し込む劇的ゴール。2-1で競り勝ち、残留へ大きな勝ち点3を手にした。

 2連勝のハンブルガーSVは勝ち点を31に伸ばし、16位から残留圏の14位へ浮上。この結果、勝ち点30のフライブルクが2部との入れ替え戦に回る16位に後退し、同30のハノーファーが得失点差で自動降格圏の17位に転落した。リーグ戦は残り3試合。最下位は勝ち点27のシュツットガルトとなっている。


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