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[関東]慶應義塾大ルーキーMF松木、青森山田高時代の憧れの先輩・明治大DF室屋と競演

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[5.3 関東大学1部リーグ・第6節 明治大1-2慶應義塾大 青木町]

 憧れの先輩とピッチで競演した。慶應義塾大は首位に立つ明治大を2-1で撃破し、2位へ順位を上げた。フル出場した慶應義塾大MF松木駿之介(1年=青森山田高)は、「自分のやるべきことはできたと思う」と手応えを語った。

 開幕戦にフル出場して“大学デビュー”を果たすと、ここまでの全6試合で先発。第2節では得点も挙げるなど、早くもチームに欠かせない選手となっている。青森山田高時代には1トップを務めていたが、現在はおもに2列目左サイドでプレー。身体を張ってボールを収めるなど、存在感をみせる。

 そんなルーキーMFにとって、この日の明治大戦では一つの楽しみがあった。それは明治大のU-22代表DF室屋成(3年=青森山田高)との対戦だ。青森山田高時代、松木が1年生のときの3年生が室屋。高校時代は遠い存在だったというが、この日は違うユニフォームを身にまとい、同等に勝負を繰り広げた。松木は「一緒のピッチに立ってできるとは、高校時代は想像もつかなかった」と感慨深げに語る。

 右SBの室屋がボールを持った瞬間。対面する位置にいた松木は「仕掛けてきてほしい」と強く願っていたという。この日の慶應義塾大は松木が中へ絞る形で果敢に守備。室屋をはじめとする明治大攻撃陣へ厳しくプレッシャーをかけた。ルーキーMFは「しっかりと止めることもできていたと思います」と振り返った。

 慶應義塾大の須田芳正監督は松木について、「気合の塊のような選手。一人ああいう選手がヘディングで競り合いへいってつぶれると、チームが楽になるし、やりやすい」とコメント。2列目での起用については「アップダウンができて、どこのポジションでも使える。とにかく使いたくて、じゃあどこでとなると兼ね合い的にそこ(2列目左)だった」と説明した。

 試合後、取材を受ける松木の肩を通り過ぎた室屋がやさしく叩いた。先輩からのささやかな労いに松木は「お疲れさまです!」と言うと、思わず頬を緩めた。「室屋さんはFC東京の2種登録選手にもなっている。自分も大学在学中にJでプレーできるような選手になりたい」。偉大な先輩の背中を追いかけていく。

(取材・文 片岡涼)

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