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[CL]12年ぶり決勝へユーベが先勝!!レアルは敗れるもC・ロナウドがAG奪う

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[5.5 欧州CL準決勝第1戦 ユベントス2-1レアル・マドリー]

 UEFAチャンピオンズリーグ(欧州CL)の準決勝第1戦が5日に行われた。ユベントスがホームでレアル・マドリーを2-1で撃破。2002-03年大会以来、12年ぶりの決勝へ向け、先勝に成功した。第2戦は13日に行われる。

 先手を奪ったのは序盤から積極的な仕掛けを見せていたユベントスだった。前半9分、MFクラウディオ・マルキージオの縦パスからFWカルロス・テベスがシュート。GKイケル・カシージャスが触ってコースが変わるが、ファーサイドに詰めていたFWアルバロ・モラタが押し込み、先制に成功した。モラタは2014年シーズンまでR・マドリーに在籍。22歳FWが“恩返し弾”を見舞った。

 ただ、R・マドリーが慌てることはなかった。前半12分のMFトニ・クロースのミドルシュートはGKジャンルイジ・ブッフォンの好セーブに遭うが、同26分、右サイドに展開すると、DFダニエル・カルバハルからMFハメス・ロドリゲスに浮き球パス。粘ってクロスを上げると、フリーで走り込んだFWクリスティアーノ・ロナウドがヘディングで押し込む。貴重なアウェーゴールをあっさり奪い、試合を振り出しに戻した。

 さらに攻撃の手を緩めないR・マドリーは前半41分にも決定機を迎える。MFイスコが左サイドから上げたクロスにハメス・ロドリゲスがダイビングヘッドで飛び込むが、シュートはクロスバーを叩き、逆転弾とはならなかった。

 すると後半、ホームの大声援に押されて、ユベントスが再び勝ち越しに成功する。後半13分、カウンターを発動させると、テベスがドリブルでエリア内に侵入。カルバハルに止められるが、マーティン・アトキンソン主審はペナルティー・スポットを指す。このPKをテベスがゴール中央に豪快に蹴り込み、ホーム先勝へ一歩近づいた。

 レアルは後半18分にイスコに代えてFWハビエル・エルナンデスを投入。直後にエルナンデスが決定機を迎えるが、詰めたロナウドも押し込むことが出来なかった。試合はこのまま2-1のユベントス勝利で終了。ただ、レアルはアウェーゴールを持ってホームの第2戦に臨むことになる。

 レアルのホームで行う第2戦は13日に行われる。ともに9日にリーグ戦を消化してから再び激突することになるが、先週末に優勝を決めたユベントスに対し、レアルはバルセロナを勝ち点2差で追う展開のため、主力メンバーを休養に充てることが難しい状況にある。この差がどう影響するのかにも注目が集まるところだ。


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