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首位通過決定の柏、若手主体で挑むもレ・コン・ビン弾で敗れる

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[5.6 ACLグループリーグ第6節 ビン・ズオン1-0柏]

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)は6日、グループリーグ第6節を行い、すでにE組首位が確定している柏レイソルは敵地でビン・ズオン(ベトナム)と対戦し、0-1で敗れた。柏は決勝トーナメント1回戦で水原三星(韓国)と19日にアウェー、26日にホームで対戦する。

 すでに首位通過を決めている柏は主力の大半が遠征メンバー外となり、先発の平均年齢22歳という若手主体のメンバーで臨んだ。ユースから今季トップチームに昇格したFW大島康樹、DF中山雄太がプロ公式戦初先発。中山はこれがプロデビュー戦となり、プロ2年目のDF中谷進之介とセンターバックを組んだ。13年にトップチームに昇格し、過去2シーズンは湘南に期限付き移籍していたMF中川寛斗も今季初出場初先発で、柏でのデビュー戦となった。

 キックオフ時点で気温35度。過酷な環境下でのアウェーゲームはホームのビン・ズオンが序盤のペースを握った。前半5分、FWレ・コン・ビンの右クロスにFWグエン・アイン・ドゥックが頭で合わせるが、ゴール右へ。同15分には縦パスに反応したFWガニユ・オセニがPA内に切れ込み、左足でシュートを打ったが、中山が体を張ってブロックした。

 柏は前半17分、MF狩野健太の左CKからゴール前混戦の中、こぼれ球を中川が押し込むが、GKがセーブ。同39分には高い位置でボールを奪った狩野の横パスを受けたFW大津祐樹が振り向きざまに左足を振り抜いたが、ゴールの枠を捉え切れなかった。

 スコアレスで折り返した後半11分に均衡が破れる。ビン・ズオンはカウンターから縦パスがDFに当たってゴール前にこぼれると、これをレ・コン・ビンが右足で流し込んだ。昨年8月から半年間、札幌でもプレーしていた『ベトナムの英雄』の先制点。柏は後半22分、PA内から大島が右足を振り抜くが、クロスバーを直撃するなど1点が遠かった。

 柏は後半40分、大島に代えて柏U-18所属で2種登録のFW浮田健誠を投入。高校3年生のストライカーがプロ公式戦初出場を果たした。試合はそのまま0-1で敗れ、今大会初黒星。ビン・ズオンに初勝利を献上したが、多くの若手選手がアウェーの地で貴重な経験を積んだ。


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