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[コマスポ]駒澤大に暗雲、2連敗で下位転落

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[駒大スポーツ ゲキサカ版]

 JR東日本カップ2015第89回関東大学サッカーリーグ1部・第6節は5月3日、味の素フィールド西が丘で、駒澤大VS法政大戦が行われた。先制点を獲得するもそれを生かせず、4失点。結果、2-4のスコアで2連敗を喫した。

 序盤の14分、MF平野篤志(4年=大宮ユース)がDFに囲まれながらも、中へ大きなパスを出す。これに反応した相手GK、キャッチしようと前に出るが取れず、その取りこぼした球をFW菊池将太(4年=浦和東高)がすかさず、右サイドからシュート。これが決まり、先制に成功する。エースの久しぶりの得点に歓喜するチームだったが、「先制後の危機管理がなっていなかった。守備に対する意識が低かった。」と主将のMF中村駿(4年=習志野高)が話すよう、問題はその後だった。21分、マークミスから左サイドの選手に抜かれると、技ありのループシュートで同点に。そこから形勢を崩されると、39分にはCKの場面で逆転を許す。

 迎えた後半でも、立ち上がりすぐの56分、PAの外からミドルシュートを決められ、2点差にリードを広げられる。駒大も59分にCKのこぼれをキム・デセン(3年=東京朝鮮高)がヘディングでゴールし、1点を返すが69分にはダメ押しの4失点目。中盤でロストしたボールから左サイドを崩されたことによるものだった。

 終盤、暑さからか選手たちの疲労の色が濃くなる中でFW室町仁紀(1年=東京Vユース)やMF安藤翼(1年=長崎総合科学大附高)を投入するなど、選手の入れ替えで流れを刷新しようと試みたが、上手くいかず。2連続の黒星となり、順位も11位と大きく後退した。

「スタミナがない。」(秋田監督)、「DFの時間が長くなり、そこから前へ行く力が無くなった。まだまだ走れる選手がいないというのが現状。」(中村)、「最後の方で後ろの選手が疲れてしまい、ラインを押し上げられなかった。それにより、前の選手がプレスに行けなくなってしまった。」(嶋谷)といった体力面の問題や、技術面での課題はいまだ山積みだが、次節はすぐ6日に行われる。中2日という、短い準備期間で重要になるのは、気持ちの切り替え。それについて、中村は「全員が戦う気持ちをもっと意識することだったり、仲間のために走ろうという気持ちを1つ持つだけで何か変わると思うので、それを伝えていきたいと思う。」とコメント。気持ちという原点に返り、悪い流れを断ち切れるか。次節が正念場だ。

[写真]追加点を取ったキム

(文 駒大スポーツ 森 綾香)
(写真 同 向江凌理)
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