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元柏MFの柏日体・永井ヘッドコーチ、高校サッカーで大事なことは「一生懸命やること」

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 柏日体高のヘッドコーチに就任した永井俊太氏は市立船橋高の10番を背負って全国高校選手権に出場した後、柏レイソルへ加入。01年ワールドユース(現U-20W杯)に出場したU-20日本代表に選出されたほか、柏、水戸ホーリーホック、愛媛FCのボランチとしてJリーグで9年間に渡って活躍した。82年生まれの32歳。青年コーチにとっては挑戦の1年になる。

 自身の高校時代を「良くも悪くも『気合』だったので、自分自身も何も考えずにサッカーをしていました」と微笑みながら振り返る。その永井氏は自身も経験した高校サッカーにおいて大事なことについて「一生懸命やることじゃないですか。それが一番だと思いますけれど。何かを考えて、自分が上手くなりたいとか、プロになりたいとか、レギュラーになりたいとか、彼らの目標に向かって一生懸命トライしてもらえれば。その目標の設定を高くするのもこっちの仕事かなと思います」と語った。

 柏日体を指導していて感じることは、各選手それぞれが思っている以上にサッカー選手としての可能性があるということだ。Jクラブユースや高校トップレベルの強豪校の選手たちのようなエリートではないかもしれない。だが、ちょっとしたきっかけで変わることの出来る選手がたくさんいると感じている。「みんなが思っている以上に可能性はある。(彼らの心の)火はついていると思うのでちょっとでも大きく、長くできればと思います」。より高い目標を持たせながら、ともに努力する。

 今後の指導者のビジョンについては「分かりません。選手たちと一緒で毎日が必死なので。今を必死に生きています」。今は高校生をサポートしながら、その夢実現に全力を注ぐ。

(取材・文 吉田太郎、協力=柏日体高校サッカー部)

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