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松井交代直後弾、上田バースデー弾で水戸に逆転の磐田が首位に浮上

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[5.9 J2第13節 磐田2-1水戸 ヤマハ]

 J2は9日、第13節を各地で行い、2位のジュビロ磐田はホームで18位の水戸ホーリーホックと対戦した。4試合連続で先制された磐田は、後半13分にMF松井大輔を投入して反撃開始。松井投入から3分の間に2ゴールを挙げて逆転すると、2-1で前節のC大阪戦に続き2試合連続の逆転勝利。勝ち点を28に伸ばし、岡山と引き分けた金沢を抜き、今季3度目となる首位に立っている。

 立ち上がりからホームの磐田が、水戸を圧倒する。前半10分にはロングボールを受けたFWジェイの落としを受けたMFアダイウトンがPA内で巧みな技術を見せて左足でシュート。ボールは左ポストを叩く。すぐにプレッシングをかけてボールを奪い返した磐田は、MF小林裕希が再びシュートを放つが、これも右に逸れる。

 15分にも磐田は左サイドからDF駒野友一が上げたクロスにジェイが飛び込むなど、チャンスをつくり続けるが、得点は挙げられない。攻め続ける磐田は、前半23分にも小林が直接FKからゴールを狙ったが、クロスバーに嫌われる。

 多くのシュートを放ちながらも得点できない磐田に対し、水戸は最初のチャンスをモノにした。前半32分、MF船谷圭祐のCKからFW吉田眞紀人がヘディングシュートを放つ。チーム最初のチームがゴールに決まり、水戸が先制している。

 後半の立ち上がり、磐田は左サイドからアダイウトンが仕掛けるが、決定機に結びつけない。対する水戸も後半8分にカウンターを仕掛ける。FW馬場賢治からパスを受けた船谷がシュートに持ち込むが、GKカミンスキーの正面を突いた。

 後半12分に磐田の名波浩監督は、MF太田吉彰をベンチに下げて、松井を投入する。その直後のプレーだった。PA内で小林からのパスを受けた松井がトラップからシュートを放つと、これがゴールに決まり1-1の同点に落いつく。同15分にも松井がPA外で倒されてFKを得ると、この日が29歳の誕生日となるMF上田康太が左足を振り抜き、ゴールネットを揺らして逆転に成功した。

 水戸は後半21分に今シーズン初ゴールを挙げた吉田が負傷を訴えて、MF鈴木雄斗と交代する。水戸を突き放したい磐田は26分にも上田のFKからジェイがゴールに背を向けたまま得点を狙ったが、シュートはわずかに左へ逸れて行った。水戸は後半39分にFW宮市剛、FW山村佑樹の2枚を投入するが、同点ゴールは挙げられずに試合終了。磐田が2-1で勝利し、勝ち点3をモノにしている。対する水戸は3連敗を喫した。

●[J2]第13節1日目 スコア速報

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